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この道往けば act2

滝隧道

2019.12.15 11:29

明けましておめでとうございます!

今年もよろしくお願いいたします!


さて、2015年明け1発目は昨年まで手薄だった嶺北北部を探索したいと思います。

嶺南西部、奥越東部と並ぶ、僕の地元、敦賀から遠いこの地域。

なかなか探索の機会に恵まれないのですが、最終手段「夜間探索」を用いてゲットしてきました。

もちろん夜間探索ですので、「廃物」「峠」はNG(前回の兵庫遠征で懲りております)。

まずは年明けのジャブということで、現役隧道のご紹介です!

ご覧にいれましょう。

滝隧道(たきずいどう)

新年早々ボケボケか!!

夜間探索は難しいなぁ。

光源の確保と被写体の構図がうまく合わないとなかなか難しい。

特にこういうネタで使うのは基本、真っ暗なところにあるわけで・・・。

まぁ弱音はいててもしょうがないので、地図による位置確認をしておきましょう。

福井県あわら市

県内で最北の街、北はもう石川県加賀市となります。

基本的には海側に市街地が集中しており、山側には高速道路のインターがあります。

そしてその中間部には農業地帯と小高い丘があり、その丘をぶち抜くのが今回紹介する滝隧道ということになります。

そろそろピントの合った写真を・・・。

暗いながらも奥で道が二手に分かれているのがわかるでしょうか?

あの別れる道は両方とも同じ道。


坂井北部広域農道(さかいほくぶこういきのうどう)

それがこの道の名前。

しかし一般には「坂井丘陵フルーツライン」の愛称で知られています。

なにせこの道、農道のくせに他の県道国道を差し置いて、あわら市中心部と最寄である金津インターチェンジまでを最短で結ぶという非常によくできた子。

使った人もきっと多いはずです。


坂井北部広域農道は2003年に開通した新しい道ですが、滝隧道はもともとこの場所にあったことがわかっています。

もとは坂井市道、それから農道へと転身した変わり種です。

道は2手にわかれてそれぞれ別の穴に吸い込まれます。

まずは僕が入ったのは北側の隧道。

しかしここは目的の隧道ではありません。

新滝隧道(しんたきずいどう)

2003年竣工の農道化に際して複線化された新しい滝隧道。

東向きの一方通行で歩道も完備、文句のつけようがありません。

しかし僕の目的は彼ではない。

複線のもう一つ、西側一方通行の南側に回らなければ!

Uターン!!

右側に見えているのが先ほど通過した新滝隧道。

このまままっすぐ行けば目的地です。

新滝隧道より短い滝隧道は多少の高度を稼ぎつつ、さらに奥へ進みます。

そういえばここも怪談話の舞台なんだそうで。

4時44分に通過すると、血のシャワーが降るんだとか・・・。

ここまで行くとあんまりね・・・。

滝隧道

昭和42年竣工(諸説あり)、なんだけど・・・。

改修されてないか・・・?

う~ん、微妙なところ・・・。

個人的には未改修であると思っていますが、市道の隧道ゆえか資料が少ないこの隧道。

ネットで検索すると怪談ばっかりだしなぁ。

しかしこの幅で片側1車線だったとすれば、確かに狭い。

でも洞内はえらい綺麗なんだよなぁ・・・。

小雪降りしきる夜のあわらで謎を残した今回の探索。

実は旧道も存在しているという、この場所にはまた来なければならないでしょう。

その時まで、しばしの別れ・・・。


以上、滝隧道編