人類の言語の一つ 英語
「日本人なのにどうして英語勉強せんにゃいけんのん?」(←すごい山口弁)
この質問何人もの生徒に何度もされました。
その度に、あれやこれや国際情勢のことを話したり、国、人種を超えた人としてどうあるべきかということも話したりしてきました。
しかし、今日、今道友信先生の本を読んでいると、まーなんと、すごくわかりやすく書いてありましたので紹介しますね。
まず、今道友信先生とは、哲学者。東大名誉教授。、、、、肩書きをあげればきりがありませんが、国語の教科書にも載っている『温かいスープ』というエッセイの作者です。(それはパリでの極貧時代のことを綴ったものです。)
↑この本の中で、今道先生が中3のときの先生に言われた言葉が、載っています。↓↓↓
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「英語を外国の言語だと思ってはいけない。人類の言語の一つと思いたまえ。人類の言語には共通性がある。人類の言語と動物の鳴き声とどう違うか、わかるか」
このような問題なら中学三年生ぐらいならだれでもこたえられそうに思うかもしれませんが、いざ答えてみると、誰もうまく答えることができませんでした。先生はこう教えてくださいました。
「いいか、これは大事なことだが、何かを伝えるというとき、動物同士は鳴き声で伝え合う。しかし、人間の場合は、そのような合図を使うのではなく、言語を使う。そして、人間の言語には論理と詩があるのだ」
これはたいへん素晴らしい言葉だと思います。私はこの言葉をきいたとき、感動で涙が溢れ出ました。今も先生のこの言葉を思い出すと、涙が出てきます。(今道先生)
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私(元村)も、今この言葉を聞いて涙があふれそうになってきました。しかし、これを中学3年の時に聞いていて、果たしてここまでの感動があったかどうかは、QUESTION です。
ふと考えました。私の生徒の中に、これほどまでに鋭い感覚の持ち主がいるかもしれない。いや実はみんながそういう感覚を持っているのに、ただそういう機会に恵まれていないために、感覚を研ぎ澄ますことができないでいるとしたら、なんともったいなことだろう。
そう!子供はダイヤモンドの原石、磨けば光る! いやダイヤモンドでなくても光る!
出雲でみた勾玉も光ってとても美しかった!この世には素晴らしい石がたくさんある。
ただ誰に磨かれるか、どう磨かれるかで光り方は変わる。
磨かれるほうも、磨くほうも、お互いより高次なものをめざして進めたらいうことなし。
さあ、私も頑張ろう。
Ace Academy Noriyo Motomura