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口呼吸はトラブルのもと?口呼吸の悪影響とは

2020.02.03 03:45

集中して読書している時や、動画を見ている時…お口がポカンと開いてしまっていませんか?

大きく開いてはいなくても、薄くお口が開いているような「口呼吸」(くちこきゅう/こうこきゅう)の方は多くいらっしゃいます。

正常な呼吸というのは、きちんと唇を閉じ「鼻で吸って吐く」=「鼻呼吸」(はなこきゅう/びこきゅう)です。


鼻は体の空気清浄機のような役割を果たします。

取り込んだ空気の湿度や温度を調節したり、空気中の微細なゴミや、細菌・ウィルスなどを体内に入り込む前にキャッチしてくれます。

そのため鼻呼吸でなく「口呼吸」を続けていると、


・口腔乾燥による、虫歯・歯周病リスクの増加
・口臭
・歯並びの悪化(出っ歯、並びがガタガタしている等)
・いびき
・アレルギー疾患
・細菌感染による上咽頭炎や感染性疾患


などの、様々な弊害が生じます。



自分では気づかず「口呼吸」になっている方もいます。

以下の特徴に当てはまってはいませんか?


・起きた時口が乾いて喉が痛む
・歯肉が腫れて歯磨きで血が出る(特に前歯)
・いびきをかく
・寝ていると涎が垂れていることがある
・唇が乾燥する
・食べ物を食べるとクチャクチャと音が鳴る



口呼吸になってしまう原因としては、


・口呼吸が習慣化してしまっている
・鼻炎などの鼻疾患があり、鼻で呼吸が難しい
・口腔周囲筋の筋力低下により口が閉じにくい
・歯並びの関係で口が閉じにくい


などが挙げられます。

鼻疾患は専門科での治療をしましょう。

場合によっては歯科矯正や、口腔周囲筋のトレーニングが必要になります。

正常な鼻呼吸はお口の中だけでなく、全身の健康も守ります!

ぜひ日常の中で意識してみてくださいね♪


☟唾液の作用について

☟口腔周囲筋の低下について