ファストファッションとPeople Treeの世界フェアトレードデーに参加して
フェアトレード(Fare Trade)。この言葉を最近よく聞く言葉ですが、ファストファッション、フェアトレードってみなさんは聞いたことがありますか。
私が初めてフェアトレード、ファストファッションという言葉を聞いたのはまだ台湾で学生時代の2008年のころでした。
ファストファッション(fast fashion)とはトレンドのものを取り入れながら低価格に抑えた衣料品を短いサイクルで世界的に大量生産、販売するファッションブランドやその実態のことです。低価格でトレンドを楽しめるとされる一方で、中国や、インド、バングラディッシュ、カンボジアなど、衣類の生産を受け持つ発展途上国の工場などで働く従業員の安全問題、人権問題、また環境汚染問題などが世界的な問題となっています。
まず私に何ができるのかということと、どのようにして効果的にフェアトレードを広めることができるのかということを質問してアドバイスをいただいたあと、フェアトレードの本があまり浸透していないなら、自分で書いてしまおう、と思い、2009年の夏に児童労働問題についてミニ本を書いて仲の良い友人とお茶をした後などに読んでもらい、フェアトレードと児童労働問題について知ってもらうことにしました。
私は本にはパワーがあると私は信じています。例えば、友人とランチをしているときに、いきなりフェアトレードと児童労働問題を話してしまえば相手も少し驚いてしまい逆効果なってしまうかもしれないと思いました。
わたしたちは普段、誰かの話を聞いて納得するより、多くの情報をパンフレットや、本などの情報誌などに頼り、読むことによって情報を自分のものとして取り入れていると感じました。ですので、本にしてまとめるのがフェアトレードを広める効果的な方法だと感じました。
結果、友人達は感心して読んでくれ、さまざまなコメントを残してくれました。
おごりがなく、私がお話を伺ってもよろしいでしょうかと講演の後に彼のそばにいくと、ミニーさんは喜んでと、笑顔で彼から両手で名刺を差し出してくれました。私と話している間も終始、にこにこしていました。急いでいる感じがなく、話が終わってからもその場に立って、にこにこしているので、記念に写真を一枚とっても良いでしょうか、とお願いすると、もちろんだよ。と答えてくれました。
ミニーさんのやわらかな姿勢から学んだことはアクション(行動の)根源はやさしさやcompassion(深い慈悲心)なのから来ているのだと彼のエネルギーや立ち振る舞いから実感させられました。
児童労働などの問題は知れば知るほど過酷すぎて悲しくなってしまうことが多々あります。弱い立場にある子供たちを大企業が搾取している事実に憤りを感じることもあります。そんなときは悲しみや憤りなどの負の感情から良い変化を起こすことはできないと自分に言い聞かせています。
Have no fear; open yourself and try to understand others in your turn. (Ne crains pas ; ouvre-toi ; et cherche à ton tour à comprendre l'autre.)