【今夜の一冊☆『八木重吉詩画集』~調布FM「神泉 薫 Semaison 言葉の庭へ」】
おはようございます。
2月もまもなく終わり、梅の便りが届くころでしょうか。
「神泉薫 Semaison スメゾン 言葉の庭へ」
今夜放送、ラジオ番組のお知らせです。
スメゾンとは、フランス語で種まきを意味します。
人と人、人とことばを結んでゆく「ことばの種まき」をテーマに
読みつがれゆく本のご紹介、そして、詩の世界をお送りしています。
今夜ご紹介する一冊は
『八木重吉詩画集』(2016/童話屋/ 詩 八木重吉 絵 井上ゆかり)です。
透明感のある色彩の印象、絵の世界が、重吉の祈りのことばをそっと支えるようにみえます。
八木重吉(1898-1927)は、29歳で世を去った詩人で、24歳から5年くらいの間に書いた詩が2千篇あまり。創作を支えたのは、信仰。敬けんなキリスト教信者でした。
ひとしずくの朝露のように純粋なことばの連なりが、うつくしいリズムを刻みます。
東京都町田市相原町に八木重吉記念館があります。重吉の生家の土地に建てられた小さな土蔵を改造してつくられた、おそらくは、日本一小さな記念館とうたわれています。
小さな蔵の中に、直筆原稿や、写真、デッサン、など、多くの資料が置かれています。
手作りの詩の原稿の束をリボンで止めてある、掌にのるほどの慎ましやかな詩集は、
詩を愛して、ことばを愛していた重吉の人柄が透けて見えるようでした。
ぜひ、訪れてみてくださいね。
そして、お送りする詩は、
北原白秋の詩「東へ行けば」
ひとつぶの種をまくように詩のことばをお送りしています。
ゆっくりと、耳を傾けて下さいませ♪
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【調布FM聴取方法】
♦「神泉薫 Semaison 言葉の庭へ」
毎週木曜日 22:45〜23:00 ON AIR!
♦放送局 調布FM 83.8MHz
[受信可能エリアは、調布市と狛江市、および両市の周辺地域である狛江市、および両市の周辺地域である三鷹市、世田谷区、稲城市、府中市、小金井市、武蔵野市、神奈川県川崎市多摩区の各一部]
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