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梨の日

映画『漫画誕生』

2019.12.17 05:39

映画『漫画誕生』


監督:大木萠

出演:イッセー尾形/

篠原ともえ/稲荷卓央/

橋爪遼/

モロ師岡/とみやまあゆみ/森田哲矢/

東ブクロ/

吉岡睦雄/芹澤興人/中村無何有/

櫻井拓也/江刺家伸雄/祁答院雄貴(ケは示へんにこざと)/安藤瑠一/藤原隆介/南羽翔平/

緒方賢一/瓜生真之介/

新井美羽/秋月三佳/嶺豪一/

福永マリカ/堀口ひかる/木下愛華/

亀岡考洋/うさみ航/遠山大介/遠藤綱幸/益田悠佳/村田綾/坂口彩/遠海まりこ/小池舞/西山野園美/西山乃利子/天羽るる/中田キャンディー/鈴木達也/吉本恒生/

清水マリ(声)/山口勝平(声)/さいたまんぞう/三遊亭楽生





11月末に公開されることは知ってた。

さくちゃんに、会いに。

俳優櫻井拓也を観なきゃと。



ババっと突然出てきたもんだから、ちょっと動揺した←

昔の知ってるまんまだし、監督の愛もあって、すげーいい顔が切り取られてて。

普通に生きてて頭がボンヤリ。

スクリーンの中に生きてて、

あでもそれは役の小川治平として生きてたから、やっぱり普段のさくちゃんに、また会いたいなと思ってしまい。


こうなる時に、『墓場、女子高生』が過ぎるんだ。

今更だし何様だ私?勝手に??

と。

でもそれは、実は人間が持つ当然の感情の1つなんじゃないかと思ったり。




絵から、事情や皮肉という吹き込まれたものがあって風刺画となり動き、そこから漫画へとまた変わってゆく。


時代と共に変わり、

時代を取り入れて様変わりを繰り返して芸術がずっと流れてる。

芸術が水ものなのは、きっとそういった点もあるんだな。

なんてポツリと。


イッセー尾形さんのいちいち動く眉やシワの1本が、頑固であり北沢楽天なんだろうし、その人を魅せてくれて。


登場人物が実在の人物たちだから、ちょっと大河ドラマや朝ドラのようで。

あ、そうじゃんね。

妻 いのさんをヒロインに朝ドラに出来るんじゃなかろうかね。

篠原ともえさんと、最後写真に写る いのさんの、朗らかさがなんと似ていることか。

可愛らしくて、まぁるいオーラ。




風刺画で思い出すのは『ムーミン展』。

ムーミン作者のトーベ・ヤンソンも、自身が描いた風刺画にちょこちょこ必ず登場させていたのが、ムーミン。


世の中を、世間と自分の目を通して映し出す。

自分の、があるからこそ、命とまで言わんでも吹き込まれるモノがあって、風刺画と成ってゆく。



目の前のことを頑然ながら貫いたから、あのシワが活きるんだろうな。

けど決してカッコいい生き様とは言えない人。

彼自身も、その時、その時代に移り気で、ポジティブに皮肉ればフットワークの軽い人物。

楽天自身、またはこの映画自体が、風刺を表している気もして。

これが今作の面白さの1つ。


彼の紡いだ兎や一休さんは、誰しもが1度は見たことがあるはず。

でも名前は初めて知る。

なんでだろ。


北沢楽天という人物を知ることが出来ました。




冒頭の自主映画感はいつの間にか消えてて、映画の中にどっぷり浸らせてくれて。


出演者も豪華。

ビックリ。しっくり。


どの登場人物、俳優陣にも愛を注ぐ監督なんだなぁ。




ライスカレーが食べたいね。

絵具の匂いを嗅ぎたいね。

漫画、読みたいね。



さくちゃん、普通に生きてるから涙ももう出なかったよ。

いい仕事しはるなぁ。

何目線だって言われそうだけど。笑)


カッコ良かったす。



渋谷ユーロライブでまだまだ上映中です。




やっぱパンフ買っちゃったよ。