ラッキー7は本当にラッキー?
みなさんこんにちは.とうとう12月になってしまい朝のお布団からなかなか出られないB3の井坂です.
今日は最近読んだ本の中で印象に残っている数の話をしたいと思います.
突然ですが,みなさんにはお気に入りの数はありますか?またその理由はありますか?
私は11が好きです.理由は…考えましたが,対称性が高い,素数であるなど挙げられそうですが,どれもしっくりきません.でも日常生活で11に触れる機会があると嬉しくなったり,縁を感じてしまうのです.
私が読んだ本の著者である,アレックス・ベロスさんが「好きな数は」と「その理由は」といった内容の(ご本人曰くお遊び的な)ネット調査を行いました.最も多く選ばれた数は何だと思いますか?
そう!やはり『7』でした.ラッキーセブンって言われますしね!
『7』って確かに私たちの中でよくよく知られている数だと思います.世界7不思議,7つの大罪,7人のこびと,日本だと,七五三,七福神など,そしてさらに1週間は7日です.文化的,宗教的に選出され易い数であるように思います.
どうしてこんなに『7』は優遇されるのでしょうか?
著者は,それは数学的な性質のためだと考えています.というのも,7だけが孤独なのです.例えば,1から10の数の中で7だけが唯一,他のどの数も,どの数からも作ることはできません.
具体的に考えてみます.1,2,3,4,5はそれぞれ2倍すると,2,4,6,8,10となりますね.6,8,10は2で,9は3で割り切れます.
やはり,『7』は出てきません…
数学的に『7』は独特なようです.きっと,『7』自身も孤独を感じずにはいられないでしょう.
うーん…だからこそ,気に入られるのでしょうか?
だとすると,私たちはまるで『7』の気持ちを汲んでいるかのようですね.
もちろん,人によってお気に入りの数は異なると思います.私は11がお気に入りですし!
日常にある数をただの数字だと思わずに,「こんなストーリーがあるのかな〜?」と捉えられたら少し変わった「日常’」となるのかなあと思いました.
長くなってしまいましたが,ここまでお付き合い頂きありがとうございました.それでは.