2019.12.03. プチママ日々のこと
プチママのクリスマス会は、今年は12月3、10日に開かれることになり、1回目のクリスマス会となるこの日は、子供さん達はすでに学校や幼稚園に通っているお母さんが、一人で参加をしてくれました。
お昼前のスタートとなり、まずは軽食から。お祈りの後、スタッフと共に美味しくいただきました。クリスマス会でもあるので、デザートのケーキ(スタッフの手作りです!)が付いて、いつにも増してごちそうです。
昼食後、来てくれたお母さんと『クリスマスにどのようなことが起きたのか。イエス様の誕生までの出来事』について、教会のスタッフのお話に耳を傾けました。YouTubeの映像も利用しました。この映像は日本語で見ることができ、イエス様のお話が聖書に沿って描かれていて、聖書を丁寧に読んだことのない人のためにも内容を理解する助けになります。
是非見てみてくださいね。
The Story of Jesus-Japanese Language イエスの物語(日本語版)
https://youtu.be/M3mJ_bdPAk0
映像のスタートから3:35まで見た後、イエス様はどのように誕生されたか、イエス様の誕生がどのような人たちに知らされたか、イエス様とはどのようなお方か、お話と分かち合いの時を持ち、ひととき思いをめぐらせました。
イエス様の誕生をお祝いするクリスマスには、教会では毎年聖書の同じ箇所が取り上げられます。その箇所を少し紹介します。
1.イエス様はどのように誕生されたか
イエス様は、神であるのに、人の姿でこの世にお生まれになりました。お母さんはマリヤ、お父さんは聖霊様です。育ててくれたお父さんはヨセフですね。マリヤは処女であるのにみごもります。
「御使いガブリエルが、神から遣わされてガリラヤのナザレという町のひとりの処女のところに来た。この処女は、ダビデの家系のヨセフという人のいいなずけで、名をマリヤといった。御使いは、入って来ると、マリヤに言った。「おめでとう、恵まれた方。主があなたとともにおられます。」しかし、マリヤはこのことばに、ひどくとまどって、これはいったい何のあいさつかと考え込んだ。すると御使いが言った。「こわがることはない。マリヤ。あなたは神から恵みを受けたのです。ご覧なさい。あなたはみごもって、男の子を産みます。名をイエスとつけなさい。その子はすぐれた者となり、いと高き方の子と呼ばれます。(中略)」そこで、マリヤは御使いに言った。「どうしてそのようなことになりえましょう。私はまだ男の人を知りませんのに。」御使いは答えて言った。「聖霊があなたの上に臨み、いと高き方の力があなたをおおいます。それゆえ、生まれる者は、聖なる者、神の子と呼ばれます。(新約聖書ルカの福音書1:26-32、34-35)」
聖霊様によりみごもったマリヤは、当時イスラエルを統治していた皇帝アウグストの命令により、住民登録をするために夫のヨセフと一緒に、ガリラヤの町ナザレのからユダヤのベツレヘムというダビデの町へ旅に出ました。ベツレヘムに着き過ごす間に、マリヤは赤ちゃんを産みます。
「ところが、彼らがそこにいる間に、マリヤは月が満ちて、男子の初子(ういご)を産んだ。それで、布にくるんで、飼葉(かいば)おけに寝かせた。宿屋には彼らのいる場所がなかったからである。(新約聖書ルカの福音書2:6-7)」
生まれた男の赤ちゃんは、8日目にイエスと名づけられます。
「八日が満ちて幼子に割礼を施す日となり、幼子はイエスという名で呼ばれることになった。胎内に宿る前に御使いがつけた名である。(新約聖書ルカの福音書2:21)」
2.イエス様の誕生がどのような人たちに知らされたか
ベツレヘムのある場所、納屋のような小屋でお生まれになり、飼葉おけに寝ておられる男の赤ちゃんが救い主であられることを、神の使いである御使いは羊飼いに知らせます。
「さて、この土地に、羊飼いたちが、野宿で夜番をしながら羊の群れを見守っていた。すると、主の使いが彼らのところに来て、主の栄光が回りを照らしたので、彼らはひどく恐れた。御使いは彼らに言った。「恐れることはありません。今、私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせに来たのです。きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。あなたがたは、布にくるまって飼葉おけに寝ておられるみどりごを見つけます。これが、あなたがたのためのしるしです。」すると、たちまち、その御使いといっしょに、多くの天の軍勢が現れて、神を賛美して言った。「いと高き所に、栄光が、神にあるように。地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように。」(新約聖書ルカの福音書2:8-14)」
御使いたちの知らせを確かめるため、羊飼いたちは急いで行って、マリヤとヨセフ、飼葉おけに寝ておられるみどりごを捜し当てます。
『御使いたちが彼らを離れて天に帰ったとき、羊飼いたちは互いに話し合った。「さあ、ベツレヘムに行って、主が私たちに知らせてくださったこの出来事を見て来よう。」そして急いで行って、マリヤとヨセフと、飼葉おけに寝ておられるみどりごとを捜し当てた。それを見たとき、羊飼いたちは、この幼子について告げられたことを知らせた。それを聞いた人たちはみな、羊飼いの話したことに驚いた。しかしマリヤは、これらのことをすべて心に納めて、思いを巡らしていた。羊飼いたちは、見聞きしたことが、全部御使いの話のとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。(新約聖書ルカの福音書2:15-20)』
3.イエス様とはどのようなお方か
イエス様は、神であられるのに、私達と同じ人の姿でこの世で実際に生きておられ、人間にはできない「罪の贖い」を、ご自分の人としてのいのちを差し出されて完了して下さったお方です。これは、父である神のご計画でした。御霊(みたま)は神様ご自身と同じあられるイエス様のいのちを何故失わせたのか。それは、ご自分が造られた人間が、神様から離れるという罪の中で苦しみ続け、いのちを失い滅びてゆくのを憐れまれ、救いたいと思われたからです。イエス様は父なる神様のご計画に従い、十字架にかかられました。イエス様が十字架にかかられ、死なれ、父なる神様から新しいいのちを与えられ3日目に復活されたことにより、イエス様は今も御国で生きておられます。
聖書箇所:新約聖書ルカの福音書1:26-32、34-35、2:8-14
この中に、イエス様のことを表すみ言葉がいくつか書かれています。
すぐれた者。いと高き方の子。(1:32)聖なる者。神の子。(1:35)救い主。主キリスト。(2:11)しるし。(2:12)
イエス様は、父なる神様と同じ御霊をお持ちの方であるのに、最も無力な赤ちゃんとしてこの世に生まれて来られました。救い主として生きながら、この世の中で人と同じ経験をされました。
御使いによって救い主のお誕生を知らされたのは、名もない、身分も高くない羊飼いでした。神様のあらゆるお働きには、その時には私たちにわからない、神様のおおいなるご計画があります。神様は、良い知らせ(福音)を立派な人々にではなく、まずしい人々に伝えられることを通して、神様の愛がどのようなものかを示されました。そして、急いでこの良い知らせを確かめに行ったこのような羊飼いたちを用いて、神様は救い主の誕生を、マリヤとヨセフに知らせました。神様は様々な人の様々な性質を用いて、ご自分のご計画を実行なさるお方です。
あらゆる人を救いたいと願われる神様、そして私たちには分かりませんが、全ての人が神様のおおいなるご計画に関わっています。そのことに気づき、神様へ目を向け心を向けてみる時を持ってみませんか?聖書に書かれているような愛で、父なる神様は、ご自分の独り子イエス様を、救い主としてこの世に送られました。神様は、私たち一人一人を愛しておられ、私達一人一人が神様のご計画に関わり、御心にかなう者になってほしいといつも願われておられます。
分かち合いの後は、お母さんとスタッフでともに祈る時を持ち、感謝な1回目のプチママクリスマス会でした。