ジップロックで飯炊き、やってみる。
昨日は造形教室アーティザンクラブ。
九州の地震の後の教室だったので、
コドモドモへの導入から、もし今地震が起きたら?みたいな話から入って
1つの手段として試しに自分で米を炊いてみようと。
今回はまず、そこから。
これも最初はネットで得た情報。でも見ただけではつまんないからやってみる。
ジップロックの袋に米を適量入れ、適量の水を入れ沸騰した湯に投入。
(そうそう、水はそんなに無いって設定なので米は洗わずそのまま使用しました)
そして15分後、袋の中の米が炊けている!というもの。
え〜?ホントに〜?と言うコドモドモと共にまずは実験。実地検証してみます。
男子と女子に分かれてまずは七輪に火起こし。別れることに意味は…あったりして。
ククク。
何かあった時に、七輪や炭があるわけではないのだけど、今回はこのセットで決行です。
ウチの女子たちの火起こしは、的確かつ迅速。カッコいいのです。
しかも、学年が上の子から下の子まで連携が取れてて実にキリキリよく働きます。
対して男子は割とマイペース。ふふふ。
優しくゆったり進んでいきます。
小さい子なんかはマルムシ焼いたりしています。
そんなこんなで火起こしもゆっくり。
湯も沸かないので、米が炊けるのも必然的に遅くなります。
でもね、ここ、叱ってまでやらせるとこじゃないと思うのです。
米なかなか炊けんな〜って。腹減ったなぁとか、米炊きって大変なんだなぁ、と考える時間になりさえすれば良し。ゴールは、今日じゃないからなぁ。
まぁ、いろいろ体験しながら体で覚えろ!
そしてそして。
鍋の湯が沸騰したら袋を投入。
みんなの米を入れたら一時的に湯の温度が下がるので、15分(結局今回は20分にしてみました)の間、交代しながら火の当番を続けます。
さぁ!男子もなんとか追いついてきたし!笑
ええぞええぞ!!
そしてその後..。
湯から袋を引き上げます。
さて?さて?どうなってる?
開けてみると、おお、炊けていますな!!
ははは、ホントにこれでできるんだね。特に芯も残らず、柔らかすぎることもなく、なんか言うなれば「特にうわーっていう感動とかはわかない、いつも食べてるご飯」が袋の中に入っています。みんな、なんかもっとサプライズを期待していたみたいでしたが、
あれ?なんかいつものだ...と、ちょっと拍子抜けな顔してました笑
いやいや、この至極あたりまえ?な感じをこのアバウトな感じて出せたのが実は凄いんよね!ちなみに鍋の茹でる水は海水でも良いそうです。
その後、袋を開けて各自の米をおやつに食べました。
なんというか、水量のセッティングは各自任せだったので、またいろいろ工夫が浮かぶってもんです。
小3男子も「お米って炊くの大変なんだね…」とか言ってました。
そう、それを君のかあさんはやってくださってるワケよ。どういうことなのかをよく考えな。待ってりゃ当然ご飯が出てくるって思ってるのは、やっぱり考え直した方がいい気が
するんだよ。これからの世界ではな。
余ったご飯は家でまた食べることに。
まあ、地震が起きた時にジップロックがあるわけでなし。七輪が、炭があるわけでなし。
今回のこともただの体験でしか無いのですが、やってみただけでもなんらかのタネにはなると思うんです。ここをベースに、無いものは工夫して、まずは少しでも自分の頭で考えて事態を突破し、生き延びることのできる子になっていってもらえれたらなと思います。
結局この教室って、全ては作ることから生まれる個別思考による現状突破、生命維持が
目的です。 上手下手は関係ない感じですね。
こんな感じでこの日の6時間1本教室も無事終了。