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結婚披露

2002.01.17 04:58

2002年1月著述

私が新婦側の立場で、結婚披露宴で述べさせていただいた祝辞の一部を披露させていただきます。

何かの参考になさっていただければ幸いです。

その1

お父様が、フランス料理に造詣が深いともお聞きしており、その影響もあってか、新婦は料理もお好きとかで、新郎も夕食が楽しみのことと存じます。

新郎とは1年位前に友達とともに出会われたとのことですが、その後の発展ぶりに友達も驚いている様子であります。 会社の女性から新郎は俳優の川野太郎と山崎邦正をたして、2で割ったような素敵な男性と聞いてまいりました次第でございます。

はなむけの言葉として、次の言葉を贈りたいと存じます。

それは幸福は外にのみ求めずに、内に求めると言うことであります。

何でもなく、しごく平凡であることが、実は本当にかけがえのない幸せであることに、折りに触れ、事に触れ、気がつかされます。

幸福の青い鳥は遠いところにあるのではなく、身近なところにあると私は思います。

幸福を富にのみ求めず、明るく、楽しい家庭に求めるのであります。

もっと、言えば、お互いの心に幸福の拠り所を求めるということであります。

そのためには、お互いを尊敬し、いたわる心こそ大切に思います。

この心は実はお二人ばかりの関係ではありません。

ご両親にも、お友達にも、いや、大袈裟に言いえば全ての人に接する心がけではないかと、私は心から思っております。

どうか、お二人がいつまでも、みずみずしい新鮮な愛情と尊敬を保ち続けていかれますように、お祈り申し上げつつ、お祝いの言葉といたします。


その2

新婦は学問する人への関心が深く、このような素敵な新郎とめぐり合い、結婚する運びとなったのも、そのことに縁があるように思います。

新郎に対する尊敬は揺るぎないものと思います。

人に対する思いやりが深く、やさしいので、良き伴侶となって、きっと新郎の学業は

これまで以上に成就されることと存じます。

しかし、人生には幾多の障害が待ち受け、挫折を味わい、つらい目に合わなくてはならない場面が人生のシナリオには用意されているかも知れません。 この時の対応こそが大事だと思います。

私の住んでいるマンションの前のコンクリートの道路に亀裂がありまして、その裂け目から雑草が生えているのであります。 『よく見れば、なずな花咲く、垣根かな』と言う感じであります。

ところが、夜にもなりますと、住人がそれとも知らずに雑草を踏みつけて、通るのであります。 雑草には何の罪もないのですが、踏みにじられても、何の恨み、つらみ、嘆きを言うこともありません。 それどころか、翌朝には生命力をよみがえらせ元気になっているのであります。

人生は障害や挫折を乗り越えてこそ、面白味、喜びがあるとも思います。

どうか、雑草のごとくいかなる困難にも打ち勝ち、お二人で力をあわせ、輝かしく、

幸福な生活の実現を果たしていただきたいと存じます。


その3

新婦はこのような素敵な新郎とは小学校からのお知り合いと聞いておりますが、本格的なお付き合いは短大当時からと聞いております。

幼なじみの仲良しの状況について、仲間内でも評判のエピソードを若干、披露させていただきたいと存じます。 お二人は誠に相思、相愛の仲でありまして、「喧嘩しても、その日のうちに仲直りしましょう」と固く約束していると聞き及んでおります。

又、デートはお互いにお近くのせいか、自動車でもなく、電車でもなく、お二人で自転車に乗り、楽しんでいることがあり、妹さんから恥ずかしいから、止めてくださいとの話も漏れ聞いております。 誠に、ほほえましい限りでございます。

はなむけの言葉として、平凡の中にこそ、当たり前の中にこそ、幸福がある事を申し上げたいのであります。

とかく、何が達成されたら、幸福だとか、何が手に入ったら、幸福だとか思いがちですが、私の体験から言っても、それは一時的な事で、永続的な事ではないと思われます。

私事で、恐縮ですが、数年前に、駅の階段で、足を踏み外し、右足が肉離れとなりました。 年のせいか、直りが遅く、完全に直るまで半年ほどかかりました。 その間、右足を引きずりながら、通勤しましたが、こんなことに負けてなるものかとの思いと同時に、健康であることの、当たり前のありがたさを痛感したのであります。

どうか、お二人とも健康に留意され、元気に、身近な幸福を満喫していただきたいと存じます。

その4

お付き合いのきっかけは2、3年位前に、新婦が新郎の会社の近くの六本木にお友達と行ったことから縁が出来たとのことです。 その後、中目黒や渋谷でお食事をしたり映画を見たりして、デートを重ねられました。

新郎はテレビのあの有名な番組を制作されているとも聞いて本当にびっくりしてしまいました。 なぜなら、あの番組は本当に良い番組で長らく私は見ていたからです。 この番組の内容から新郎の良き人柄を想像できるのでございます。

お二人は同じ年で、新婦に新郎のことをお聞きしたところ、彼は仕事が好きで、彼と話をしていると、とても 気が楽で、落ち着くとのことでした。

新郎はテレビ等のデイレクターで華やかな世界にいらっしゃるので、ご覧のとおり、新婦のチャーミングで素敵なところを気に入られたのかと思ったのですが、意外にも、逆に新婦の普通ぽい清楚な感じに引かれたとも聞いております。

『気が楽、落ち着く、普通ぽい所』にお二人は引かれたとのことですが、まさに幸せはそこにあると思います。 お二人は『普通の中の幸福、当たり前の中の幸福』に、気づき、結婚の運びになったことと思います。

映画やテレビ番組の製作のみならず、人生は障害や、挫折に打ち勝つことこそ、生きがいがあるとも思います。

どうか、トウモローの歌にあるとおり、涙の数だけ強くなり、アスファルトに咲く花のごとくいかなる困難にも負けずに、お二人で力をあわせ、幸福な生活の実現を果たしていただきたいと存じます。