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古本屋

2002.12.05 05:07

2002年12月著述

私はパソコンのスキルアップのために各種の専門書の購入に迫られました。

ワードやエクセルの本であれば、きわめて一般的なために1冊1000円程度からあって、特段の気を止めずに新本を買っていました。

しかし、アクセスやプログラミングの本を購入しようとしたら、1冊3000円程度以上はするものでした。 私は最初はそれも新本を購入していたのですが、もっと安く買えないものかと考えました。

それで、近くの世田谷の古本屋に行きました。

古本屋にはパソコンの本はあまりありませんでしたが、システム開発の本で定価が4000円、6000円の本がなんと100円コーナーで売られていました。

私は早速購入したのでした。 これに味をしめて別の本屋でも安く買えるのではないかと近くの古本やめぐりを始めたのでした。

今度は笹塚の古本屋の100円コーナーでホームページ関係の本を4冊すなわち400円で購入しました。 定価にすれば1万円相当のものです。

しかしながら、古本屋にはパソコンの専門書が意外に少ないことにすぐに気がつきました。

杉並の古本屋に行った時のことです。店の中にはあいにく店員がいませんでした。しかし、私はパソコンの専門書がないものか、店の本棚をくまなく見回していました。

その間に店の主人が戻ってきていたのでした。 私がふと店主をみると年配の店主が物凄い形相で私を見ているのでした。 私はその怒ったようなすごい表情を見て、ゾーとしました。 店主は『私がまるで泥棒でもするのではないか』と見張っているような感じでした。

私は本当に怖くなってしまいました。

私はすぐにその本屋を出たのでした。 もう、二度とその本屋には行く気にもなりません。

結局、私は古本屋のメッカである神田の本屋に日曜日に出かけました。

しかし、古本は沢山あるのにパソコンの専門書は意外にないのでした。

こんなに古本屋があるのに、なぜなのだろうと私は本当に不思議に思いました。

この秘密がすぐにわかったのでした。

私がある古本屋で専門書を探しているときに、中年の男性が店の人に聞いていました。

中年の男性:この辺にパソコンの専門書を売って古本屋はありませんか?

古本屋の店員:この辺には1軒しかありませんよ。道路を隔てた向かいの店がそうですよ。 でも、今日は定休日ですよ。 自然科学の本は古いのは役に立たず、売れないので、普通の古本屋では取り扱わないのですよ。

中年の男性:そうですか。せっかく来たのが無駄になってしまいました。

この中年の男性に限らず、私も無駄足になったのでした。

古本屋の店員同士の話:あの店も経営が大変なのよね。何しろ、古本屋が自然科学の本を仕入れても、生鮮食品のようにすぐに新しい本が出て古い本は役に立たなくなるからね。 だから、大量に仕入れては、売れ残りを大量に廃棄しているのよね。

そこへいくと私たちは文学書が中心だから、いつまで持ってい ても大丈夫なのよね。

なるほど、本にも耐久消費財と(雑誌のように)短期消費財のようなものがあることを実感したのでした。

別の日に神田のその自然科学の専門店に行きました。

今度は期待たがわず、パソコンの最新の専門書が棚にぎっしりとありました。古い専門書は一切ありません。 販売価格は概ね定価の5割引もしくは3割引程度です。 私は早速お目当ての本を数冊を購入したのでした。 

驚いたことに私が100円で買った古本がここでは2000円(定価3800円)で売られていました。 すなわち、私の近くの古本屋では価値のないただ同然の古本でも、神田では高価で売れうるという事情があるのでした。

しかし、この本もしばらく売れないと即廃棄処理される運命が待ち構えています。

自然科学専門店を出ると、この店の店員が数人でトラックに売れ残った古本を沢山積み込んでいました。 この古本屋では毎日のように本が流れ作業のように入っては短かい日数で、廃棄処理されていくのでした。

私はこのようにして古本屋の実情に肌に触れたのでした。

読んでは次から次へと新本と古本を購入し、今ではパソコン関係の専門書が100冊ほどになりました。 (近くの図書館には探したい本がありません。) このペースでいくと今後も増えつづけていく気配です。