舌の動き
舌の動きの例をあげてみましたが、最近、舌を出す運動をして唾液を分泌しやすくするというのをテレビでみました。
しかし、昨日の例のように左にしか舌を出せない人がいます。
そんな人は、右に舌を出す方が唾液の分泌がよくなります。
たぶん、右の舌が麻痺側になっているので右の唾液腺が詰まっているというか出が悪くなっているような状態だと推察できます。左に曲がる人は右側に舌を出すようにしていると唾液の分泌が良くなり虫歯予防にも良いのではないかと推察できます。
それではどれぐらい舌を出せば効果があるでしょうか?
思いっきり舌を出す必要があるでしょうか?
思いっきり舌を出すと出したという認識が確かに深まりますが、舌を出す行為より、唾液を出す行為が大事なのですから、片寄った舌の出し方をする人は、自分の特性を知って出す練習をしなければ本当の効果はあがりません。
また麻痺側は運動不足側です。
運動をするのに強く運動させれば必ず代償運動が起こります。
代償運動が起これば筋肉の使い方に片寄りが起こり、結果的には唾液の分泌も悪くなるのではいかとも考えられます。
つまり、口の中で右側に舌を出そうとする。
ただそれだけの方が唾液の分泌が良くなるように思います。この方法なら人前でもできますので、日常生活でも可能です。
そして時々舌を出しにくい方へ出して確認すれば良いのではないかと思います。
舌を出そうとすると一番動く筋肉は、咽頭部だと思います。
咽の詰まりのある人は、片側で舌を出しにくくなります。
舌の動きと咽頭の筋肉は連動しているので意識的にやっていると健康状態があがる可能性があります。舌を出すという行為だけでも様々なことが考えられます。
まずは、どちら側が舌を出しにくいかをやってみてください。
出しにくい側がわかったら口を開かずに出しにくい側に舌を移動させます。僅かな動きで十分です。そうすると代償運動することなく、舌を出す初動運動が行われます。
この運動を行うと咽の筋肉を使っているのが良くわかると思います。
唾液が出やすくなります。
大きな動きは、必ず代償運動を伴うし、片寄りの強い人は、大きな運動を繰り返すと疲れます。それだけでオーバーワークになってしまいがちになります。結果的に効果を得ることができないということが考えられます。
そのことを忘れないでください。
運動は、ただすれば良いという考えを捨てないと本当の効果は得られません。