波里美知(はりみち)
2019.12.21 15:22
信濃道(ぢ)は 今の墾道(はりみち) 刈株(かりばね)に
足踏ましなむ 沓(くつ)はけ我が背
この歌を教えていただいたのは波里美知会メンバーの女性から、、
最初は意味も分からず、一度聞いても覚えることが難しかったこの名前、「はりみち」を家に帰って調べてみました。何とも奥が深い! 信濃にゆかりの深い人たちの、谷垣先生と静子さんへの思いが、、《・・ 足ふましなむ・・》を口にすると、故郷の母の声に聞こえました。この歌が、この会のメンバーが、どれほどニジェールのお二人を勇気づけていたのか、メンバーの方々にお会いして、すぐにわかりました。
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この歌の意味は:万葉集遊楽 さんと 極楽女子高校将棋部 のも参考にさせていただきました。
さて、谷垣雄三さんと静子さんの支援を続けてこられ、今も二人の企画展実行に尽力なさっている「波里美知会」はこの会の由来を詳しく説明してくれています。
万葉集本編の万葉仮名では:
信濃遭者 伊麻能波里美知 可里婆祢尓 安息布麻之奈牟 久都波気和我世
としたためられているのだそうです。
意味は下記の通りです。
信濃路は最近切り開いたばかりの道ですよ。切り株にきっと足をお踏みになるでしょう。(だから)靴をお履きなさい、我が夫よ。