習慣
初めて何かをする時、とても注意深く行います。
それが難しいことであるならばなおさらでが、スポーツは、いかに自分の意思をうまく身体に伝えるという行為です。
それを如何に素早い動作で習慣化できているかを競い合うものと言っても過言ではないかもしれません。 習慣化されないものは、 動きがぎこちなくなります。
しかし、この習慣化が仇になるということを最近再認識させられました。家のトイレは手をかざすと水が出るタイプなのですが、最近壊れて水が出なくなりました。
水が出ないということは十分わかっているつもりです。
しかし!!
思わず手を出してしまうのです。これにはホントに自分でもびっくりするほど何度もやってしまいます。毎日のちょっとした習慣が、日々の行動を決めているんだなと改めて認識させられ笑えてきました。
トイレをして開放感に浸ると、いつもの習慣がでるようです。面白いのはトイレに入る前は水は出ないということを頭で認識しているんです。そしてきちんと思い出すようにもしています。
「水が出ないから手を出さないように!!」
とトイレに入る前に念押しします。 それでも、おしっこをすると、すっかり忘れて手を出しているのです。嘘みたいなホントの話しです。
特におしっこする間、何も考えないようにしている時は良いのですが、ちょっとよそ事を考えていると、やっぱり手を出してしまいます。 それが何度か続き、やっと手を出さないようになったと思って数日経ち習慣化できてきた!!
と思ったのもつかの間、かなり大量の便が出たために、ものすごくすっきりした感覚がありました。 やっぱりその後、 手を出してしまったのです。
習慣を断ち切ったと思って、ざまあみろと思っていたら、大間違いでした。やっぱり自動的に行動しているのだなと思いました。
手を出した後、 自分自身に大笑いしてトイレから出てきました。まんまと嵌まった訳です。
習慣を断ち切って新しい習慣を作る。
ということがいかに難しいことかが嫌という程わかった瞬間です。蛇口をひねるという行為と手を出すという行為は無意識度が違うのでしょうね。
蛇口を捻るタイプのものだったら、そうならなかったかもわかりませんが、今回はまんまと罠に嵌まりました。
日々の行動を注意深く行うことがいかに難しいことかが身にしみています。
だからこそ、ちょっとした行為に注意を向けるということが大事なんですね。