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マヤ

『W旦那+(プラス)』 三代目妄想劇場 スピンオフ(初めてのチュー⑮)

2019.12.23 03:31

ファーストキス…



とは言っても、お相手はちっちゃな男の子。



プロポーズまでされちゃったけど…



きっともう忘れてるに違いない。



「では2週間後位にもう一度いらして下さい」



いつもの顔に戻った橘さんが、テキパキと対応している。



精算を済ませて坊やは白いパーカーの上にGジャンを着せられた。



金髪のパパと色違いのパーカーみたい。



甲斐甲斐しく坊やのお世話をするパパ。



隣で優しく見守るお父さん。



事情は分からないけど、



2人のイケメンパパか…



ママのお顔、見てみたいな。



パパ達に手を引かれて病院を出ようとした時、坊やがふと振り返り、受付まで1人で戻ってきた。



「おねーしゃん」



「はい!どうしました?」



「いつ結婚しゅる?」



「こりゃ💦たっくん!」



「たかおみ、やめなさい💦」



「かのんちゃん、結婚してあげなさい」



「橘さんまで…やめて下さい💦」



坊やは一生懸命背伸びして、受付のカウンターにお顔を乗っけている。



「やなの?」



「んーとね…」



「坊やがお父さん位まで大きくなった時に、お返事していいですか?」



「いーよ」



「ありがとうございます💦」



「おねーしゃん、塩飴どーぞ✋」



「せっかくだから貰っておきなさい」



橘さんのお許しが出た。



「じゃあ、いただきます」



「どーじょ✋」



「あとねー、おねーしゃん」



「はい💦」



「あのお人形しゃん、見せてぇ」



「え!?これの事かな?」



機関車トーマスのパペットを手につけて見せた。



「ヘンテコね」



「そ、そう?」



「たぁくん、パンマンでなきゃやーら😡」



「あ…アンパンマンね!すみません💦次に坊やが来るまでに用意しとくね」



「いーよ」



「たかおみ、帰るぞ」



「あーい✋」



「おねーしゃん、またね!バイバーイ」



「バイバイ」



たかおみくんか…



いいお名前。



いただいた塩飴、後で食べよう。



ちょっぴり塩っぱくて甘い、ファーストキスの味かもね。