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「第二の家」ブログ|藤沢市の個別指導塾のお話

振り返ってみれば、国語が僕を助けてくれていたというお話

2019.12.28 15:05


こんにちは、勉強犬です。


中学生の頃、勝手に抱えていたコンプレックスが理由で、僕はなかなか人とコミュニケーションが取れませんでした。物理的にひとりでいることが多かったんですよね。


今振り返れば、そのときに僕の支えになってくれていたのは、本を読むことと文章を書くことでした。まさしく国語ですよね。あとちょこっとゲーム。ちょこっと…?まぁそれはちょっと置いといて、今日は国語の話をしましょう。


文章を書くにあたって、最初にハマったのは、詩でした。たまたま書いた詩が学級新聞に載ったんですよね。「だるま」という詩です。ちょっと載せてみていいですか。



「だるま」


何かをあきらめそうになった時や

これから困難に立ち向かおうという時は

ホラ そっと彼を転がしてごらん

彼は何度倒れても起き上がってくるでしょう

彼はどんな時もあきらめず向かってくるでしょう


とても頑張って結果が出なかった時や

一人ぼっちで寂しいそんな時は

ホラ そっと彼を覗いてごらん

彼はくじけないから 彼はあきらめないから


暗い闇の中で立ち尽くしてしまった時や

とても大きな壁に絶望を感じたそんな時は

ホラ そっと彼を思い浮かべてごらん

君は動けるでしょう 話せるでしょう 考えられるでしょう 生きていけるでしょう


できない事ばかり探さないで

君の持ってるものは最初から素晴らしいものなんだよ

忘れないで 意味も理由も僕等にはいらない

君がここにいる ただその事が

この世界でたった一つの何よりも貴い真実なのです



社会の波にのまれ夢を失いそうになった時でも

人間関係に悩み苦しみ涙を流すそんな時でも

ホラ そっと彼は語りかけてくるでしょう

君はやれるはず 君は輝けるはず

倒れたら立てばいい 立てなかったら手伝ってもらえばいい

君にはそれができるでしょう

君はダルマじゃない


君は人間なのだから 




ちょうどS&Gを繰り返しリピートしていた時期で、明日に架ける橋の影響がモロに出ていますね。それも踏まえた上で、先生が気を利かせて新聞に載せてくれたと思うんですが、そんな小さな成功体験がきっかけで、僕はますます文章を書くことにのめり込んでいきます。


毎日コツコツ書きためるノート。その毎日コツコツの精神は、きっと今のブログにもつながっていますね。高校三年生のときにはクラスの友達が文化祭で空き教室を借りて詩の個展っぽいことを企画してくれたんですけど、お客さんは全然来ませんでした(笑)いい思い出です。


学生や社会人になってからは、出版社に投稿とかしてましたね。一回、詩集に載っかることができて、本になったこともあります。ちょっと調べたら、ブックオフオンラインで200円で売ってました。


兎に角そんな風に、文章を書いてそれがちょっとでも人に認められることで、自信がついたからなのか、人と話すことがあんまり得意じゃなかった僕も、ちょっとずつちょっとずつ、明るく人と話せるようになってきました。まだ気を抜くと自分の世界に入っちゃいますが。


本を読んでいることもコミュニケーションに役立ちます。「なりきり戦法」と読んでいるんですが、何かピンチが訪れたときなどに、本の登場人物に自分を重ね合わせて「彼ならこうするな」と憑依させて行動するわけです。これ、結構オススメです。「影響されやすい」と冷ややかな視線を送られることもありますが。


塾のお仕事はもちろん、求人広告の営業時代も「国語」には助けられました。僕の定義する国語力は「相手の求めているものを返す力」。こと営業のお仕事においては、この力が頼りになります。ニーズを把握して、それを満たすものをお渡しする。アドリブが弱い僕も、今まで培ってきたその力と準備でそれなりの営業マンになることができました。もちろんまだまだまだまだ未熟でしたが。


何より、あのとき、文章を書くことや本の世界に足を踏み入れることがなかったら、僕は今、ここにはいないと思います。


素敵な保護者の方や生徒たちと出会えるきっかけとなったこのブログも、続けてはこれなかったでしょう。


ありがとう、国語。


そんな経験も踏まえて、子どもたちにも国語を指導していきたいと思います。また、自分自身の国語力も磨けるように、日々日々頑張ります。


思い出と決意のお話でした。


本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。

あ、短編集ありますので、よかったら。