イベント報告:「ホッとな森づくり隊 第1回 森あそび隊」
早朝には霜が降りるほどの寒さとなってきた12月14日、3回連続イベント「ホッとな森づくり隊」の第1回を行いました。
昔の里山は燃料などを手に入れるために、木をたくさん切っていました。しかし現在は木を使わなくなり、森は以前の姿を失いつつあります。そこで、人と自然がうまく関われる、仲良く暮らせる森を作ろうというのが、このイベントのねらいです。
どんな森を作ろう?まずは森で遊んでみよう!ということで今回は「森あそび隊」です。
森を歩きながら、昔ながらの燃料調達を実践。晴れが続いたおかげで、カラカラに乾いた枯れ枝がたくさん拾えました。
森での燃料といえば「柴刈り」も欠かせません。今回はカシの木の根元や切り株から生えた「ひこばえ」を刈りました。刈ったばかりはまだ水分が多くて燃えませんので、乾かしてから使います。
燃料調達の合間には、落ち葉の山に寝転がったり落ち葉を投げたりして、思い切り遊ぶことも忘れません。
昼食は自分専用の小さなかまどで焚き火をします。上手く火が起こせたら、持って来た食材を焼いて「いただきます!」
午後からは、森の中に遊び場を作ります。刈った柴で作った秘密基地、自分で作るハンモック、大きな枝でターザンロープ。今日は大人だけの森の遊園地です。皆さんの笑顔がはじけていました。
参加された皆さんからは
「子どものためではなく、自分のために落ち葉で遊ぶのはとても貴重な機会だった」
「山は仕事でそれなりに通っているけど、こんなに1日中遊んだのは久しぶりでリフレッシュできた」
「ひこばえが1年で大きく育っていて、1年前の姿も知っているからかわいく思えた」
といった感想をいただきました。
次回のテーマは「池掘り隊」、水辺の生きものが暮らせる池を作ります。
(文 コイさん 写真 ちーちゃん、ひげ3、ザッキー)