実施報告:本社ディベート練習会!
報告が遅くなってしまっていましたが、去る12月15日、関西ディベート練習会が発足してちょうど1年を迎えたこの12月に、ECC本社ビルにて練習会を実施いたしました!
今回はスペシャル企画!関西練習会キックオフでもお世話になった聖光学院英語教諭の河野周先生をお招きし、午前中はホームティーチャーと本社スタッフに向けて、ディベートスキルを使ったスピーキングを鍛えるアクティビティのレクチャーを実施!
また午後からは生徒向けにディベート入門レクチャーとルール説明、そしてディベート実践を3ラウンド実施いたしました。モーションは下記の通りです。
Round 1 : A robot dog is better than a real dog.(中1初心者テーブル)
Specialized education from infancy makes children happier.(上記以外)
Round 2: Japan should make English the second official language.
Round 3 : YouTube does more harm than good.
今回は初の試みとして、まず第1と第3ラウンドは、生徒たちのラウンドと同時に 周 vs ホームティーチャーラウンドを並行して実施しました。今後も安定的に練習会を実施していくためには、よりたくさんの先生方にディベートジャッジができる力をつけていただけることが必須!
河野先生のフィードバックには本当に魔法のような力があって、「いやいや、私なんて全然無理ですから…」と尻込みするHTたちの背中をやさしくおしてくれる効果満点なことは、河野先生の指導を受け、現在練習会をささえているジャッジたちがヒシヒシと感じています。この輪をどんどん広げていくことで、さらに多くの生徒さんたちがディベート実践できるチャンスが生まれます。
このラウンドに挑戦してくれたホームティーチャーは6名、いずれも、周先生のスピーチに圧倒されたようですが、真似したい!こんな風になりたい!とロールモデルとして心に火が灯った先生もおられたのではないでしょうか!
また、第2ラウンドでは関西練習会で初めての試み、モデルディベートを実施しました!こちらも 周 VS ホームティーチャーのラウンドとなりました。周先生はいろんな猛者がうなるような大会にガンガン出ておられるのでお手の物ですが、手を挙げてくれたホームティーチャー3名にとって、生徒、ホームティーチャー、本社スタッフ、80名以上を目の前にしてマイクで英語スピーチするなんてこれが初めてなわけで、やる!と手を挙げてくれてからこの日まで、しまった、なんで手を挙げたんだ、うううー、誰かかわれるものならかわってくれないだろうか…と悶々としながらも、連日練習をしていました。
勝敗はオーディエンス Vote にすることに決めていたのですが、基本的にガチで勝負しているところを見せよう!と中学生語彙にしぼったりはしないように伝えていたので、私がニュートラルに簡単に訳すようにしますね、と伝えていたのですが。
周先生のPMスピーチを聞いて、いや、これマトモに訳すのもなぁ…と若干のハンデと笑いを優先し、最後のインパクトで洒落で言っていた、「公用語が英語になれば周先生にもかわいい彼女がみつかるかも♪」というところだけを採用(爆
おいおいおいおいおいおもっきり恣意的やんけ!と自分自身にツッコミつつも、挑戦者であるホームティーチャー側も笑かすギャグをスピーチの中に入れ込んでくるなど、なかなか見応えのあるラウンドになりました!Voteは私の偏った翻訳もあり、Opp 側の拍手が若干多かったですが、それを笑って「3人共今日が一番すごかったですね!」って言ってくださった河野先生に感謝、テストの丸付けで大変なこの時期に、3人につきあって練習してくださってたんです。ほんま、なんでそんなに器おっきいのーー。
ところでこの4人のスピーチの間で、わたしたちホームティーチャーとスタッフがドッと笑うたび、生徒たちの視線がこちらに集中することを感じながら、ふと、高校生の頃、いとこの結婚式で渡米した際に、みんなが談笑しているときに、笑いのポイントがわからず、あとから説明してもらってやっと意味がわかってああなるほど、と笑っていたときの感情を思い出しました。
ちくしょー、同じタイミングで笑えたらカッコいいよなぁ。
そんな感情をもしかしたら生徒たちも持ったかもしれない。いつもジャッジしてくれている先生たちが情熱的に、饒舌に語る姿に、きっと生徒たち一人ひとりが感ずることがあったにちがいない。モデルディベート、成功だったな!と確信した瞬間でした。
スピーチのあとに、何人かの生徒たちにジャッジコメントを発表してもらいましたが、これがまたなかなかすごい!高校生の生徒は私の恣意的な翻訳だけでなく、ちゃんと論点を聞き取って「このポイントは反論にけずられていて…」などと論理的に説明していましたし、中学生も、この反論がイマイチで…などと手厳しいコメント入れまくり!なにより、練習会後にとった生徒たちのアンケートを見てみると、大変刺激になったようなので、いくつか紹介させてください!
・英語が早くてあまり聞き取れませんでしたが、本当はこんなにたくさんの文章を使って言い合うんだなと思いました。(中1)
・すげぇの一言(中2)
・大人の方はこんなに上手く言えるのかーと参考になった。(中3)
・as partner said、why it is 新たな表現を学べた(高1)
・自分が主張や反論を言ったときは3分も喋り続けることができなかったのに、先生方は流暢にネイティブ並みの話すスピードだったのに、たっぷり3分話していて凄いと思った。(高3)
こんな風に、身近な存在をすげぇ!と認識し、そこに憧れて練習し、いつかそこを越えていく、そんな風に子どもたちがはばたいていってくれることを講師一同願いながら、今後も定期的に練習会を実施していきたいと思っています。
また、ディベート初心者の先生方にもイチから学習していける場を提供していきたいなと思っていますので、どうぞみなさんどんどん乗っかってきてください!
もしモデルディベートを見て、こっわ、こんなん無理!とひとかけらでも感じた方がおられたら。
次回練習会は年明け1月13日(月・祝)を予定しています。練習会への参加は、下記fbグループ内に参加しているホームティーチャーを通じてお申し込み頂いています。
We Heart Debate 関西ディベート練習会
https://www.facebook.com/groups/296636927607344/
みなさんのご参加を心よりお待ちしています!