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ももいろクローバーZ「ももいろクリスマス 2019 ~冬空のミラーボール~」DAY1

2019.12.26 13:26

「ももいろクリスマス2019 冬空のミラーボール」に参加してきました。今年は、ド平日ということで、24日のDAY1のみ参加です。当日は、仕事を2つほど終わらせ、早めに切り上げました。上司は、家族でクリスマスパーティーでもするんだと勝手に勘違いしているようだったので、あえて否定するのはやめておきました。 

AEの抽選(ここ最近はずっと参加賞)と、パンフを買って、軽く腹ごしらえをして、入場です。事前に、入場ゲートがW2ゲートだとメールでお知らせがありましたので、アリーナだろうと期待をしていましたが、その通りB5ブロック7列目でした。

そして、入場してみると、なんとA5ブロックがない! つまり、最前ブロック! しかも通路際なのでスペースに余裕があります。すぐ前の人がなかなかの高身長だったので、左右によけながらの観覧ですが、とてもよいお席でした。サンタさん、ありがとう。 

今回の演出は、「昭和の香りのする歌謡ショー」ですね。テーマ曲である「HOLIDAY」を聴いたときに、私はこんなツイートをしていました。

 「ホリデー」というタイトルに引っ張られているかもしれませんが、昭和の頃にあった、生バンドを入れて、音楽ありコントありトークありのバラエティー番組のオープニングのような曲だと思いました。ていうか、ずっとももクロさんたちに、そんな番組をやってほしいと思っているのですよ。私の世代でいえば、タモリさんの「今夜は最高!」みたいな番組。見たくないですか?

ただ、帰りの電車の中でみなさんのツイートを見ていると、このMCを入れた演出に対しては「否」のほうが多いような印象でした。

中山秀征さんは、進行して、笑いをとって、歌って、踊って、ジャグリングを披露して…と、昭和の時代なら、きっと堺正章さんあたりがやっていた役回りですかね。かつて正月恒例だったかくし芸大会で、堺正章さんの後継者的ポジションだったり、昭和歌謡のカバーアルバムを出したり、そういったことを踏まえてのキャスティングでしょう(もちろん、イマジネーターでお世話になっていることもあるのでしょうが)。確かに、上滑りしている感はありましたし、本人も結構ガチガチで、堺師匠のような軽やかさはありませんでした。

ただ、本人の問題というよりは、演出の問題の方が大きいような気が…。例えば、歌謡ショーという設定なら、オープニングはももクロちゃんの曲からスタートしていいはず。1曲披露した後に、MCが入ってきて、ももクロちゃんとの軽いオープニングトークを経て、ショーのスタートを宣言する。そして、本日の音楽のゲスト的な立ち位置で、ヒューマン・ビート・ボックスがスタートする。そんな流れなら、もうちょっと、歌謡ショーという世界に入り込めたのかもしれません。

昨年のももクリが「歌を聴かせる」ということに重点が置かれていたことに対し、今年のももクロちゃんたちは、アルバムでも「SHOW」がキーワードになっていたように、「歌はもちろん、全体で魅せる」ということをテーマに掲げてきた感があります。その集大成がももクリです。セトリなどは、どこかにあるでしょうから、ご参照ください。 

今回はももクリ10年ということもあるのか、これまでのももクリのテーマ曲や冬曲がふんだんに盛り込まれていました。感覚的には半分くらいかな? バランスは良かったと思いますよ。

特にバラード曲が印象的でした。「白い風」「灰とダイヤモンド」などは、バラードだけど、強さを感じるんですよね。

これに貢献しているのが、玉井さんだと思うんですよ。常に安定の玉井さん、こなし過ぎな玉井さんですが、昨年のももクリの最期の挨拶では、歌に関して、ちょっと弱音を吐露していました。確かに、過去のライブでは、玉井さんの喉が厳しそうな場面は多々ありました。でも、今年のライブを見ていると、玉井さんの歌がめきめき強くなってきていると思うのです。フォーク村が坂崎さんとももクロの番組から、坂崎さんと玉井さんのコンビの番組になったというのも関係しているかもしれません。

とにかく、「ももクロの冬曲は強い」と断言できます。

また、今回、ホーンセクションの人数が多かったり、コーラスにも男性が加わったりで、「音が太い」という印象を受けました。

しかも、その男性コーラスは中西圭三さん! 最初に、顔を見て「あれ? 知ってる顔だ」と気づき、歌っている様子から「中西圭三だ! 豪華!」ってなりました。アンコールのメンバー紹介ではやってくれましたね「Choo Choo TRAIN」。こちらはJR東日本「JR Ski Ski」のキャンペーンソングですから、季節感ぴったりですね。


そして、ゲストにTMR西川貴教! 歌はともかく、去り際に、打ち合わせとはちがって、BGMにあわせてステージ上段に昇って、仰々しく退場するように仕掛けられながら、最後の最後で「消~臭~力~」と、ぶちかます。さすがです。(円盤になるときに、権利関係大丈夫なのだろうか?)

恒例、サンタさんのマジックでは、毎回「れにちゃんがすごいのではなくて、玉井さんがすごいのではないか」説が流れるため、今回の犠牲者いやアシスタントはあーりん。最近、しゅっとして横に縮める必要がなくなったので、縦方向に縮めるマジックでした。どうやってるんだろう?

衣装で特にお気に入りは、1着目の衣装。シルバーカラーの膝上丈Aラインのワンピース。左右に、大きさの違うメンバーカラーの千鳥格子。後ろにリボン。2着目が、チェックのパンツスーツに、後ろは腰から長いフリンジ。3着目が、オールディーズ風の大きな水玉のドレスに、もこもこのボレロ。ボレロを脱ぐと大胆な肩出し。3種類ともよかったですね。


今回、いつものSSAを会場としながら、これまでのお約束から、結構外した演出がありました。私は歓迎です。予定調和で、予想通りのことをそのままやってくれるとしたら、楽しいでしょうけど、演じている側は楽しくないよね。拡大しない再生産なんて、やりたくないですよね。メンバーも「何それ? ホントにやるの?」とか言いながら、きっちりと成功のビジョンを持って取り組むような、そんなライブを見たいです。

スキー場で冬のライブをやったグループなんですから、「何でもアリ」で行きましょうよ!