【WSET Level3】ワイン講師が紹介する勉強法6
今日はマルチプルチョイスについて紹介します。
1.「Specification(仕様書)」の熟読
まず「Specification」を熟読してください。この書類はスタディパックにも入っていますし、インターネットから誰でも無料で手に入れることが出来ます(これから受講しようかと検討している方は、まずはSpecificationに目を通してから決定するのもいいでしょう)
SpecificationはこちらのURLから⇒WSETオフィシャルHP
2.試験に出る用語のチェック
Specificationを開くと試験に出る用語、配点など全てのことが記されています。つまり「ここに書いてあるものならば何でも出ます」というメッセージと同時に、逆をいうと「ここに書いてあること以外は試験に出ません!」ということです。
例えばSpecificationの南西地方のページを開くと覚えるべきAOCが5つ書いてあります
・ベルジュラック
・カオール
・コート・ドゥ・ガスコーニュ
・マディラン
・ジュランソン
ちなみにこの覚えるべき用語は教科書では校正ミスがない限り、太文字で記されています。試験ではこのAOCがそれぞれどんな品種から造られているかはもちろんスタイル、クオリティ、プライスがどんなものなのかということがわかることが求められます。
3.分からない用語は必ず調べる
例えば「コート・ドゥ・ガスコーニュ」はアカデミー・デュ・ヴァン出版のJSAテキストには掲載されていないので、知らない受講生が非常に多いものです。その場合は予習の段階で調べてきてほしいのです。Diplomaになるとジャンシス・ロビンソンの『OCW(Oxford Companion to Wine )』という辞典を使って調べていきます。将来的にDiplomaまでチャレンジしたい人は今から持っておいても損はないでしょう。
4. 知っている用語は馴染みのテキストで再確認が◎
JSA試験でせっかく細かい暗記をしてきたのですから、その時に使ったテキストとさらっと照合するのもいいでしょう。人は新しいテキストにはどうしても抵抗感がでやすいものですが、馴染みのあるテキストには打ち解けやすいものです。あれだけ必死に勉強したテキストを開けば、「あっ、あの時、こんなゴロで覚えたな~」と、いとも簡単に記憶がよみがえると思うのです。私だったらJSAのテキストにWSETのSpecificationで覚えるよう指示がはいってたものに「☆」などの目印になるシールを付けて、JSAの延長で流して再確認すと思います。
5.練習問題を解こう
問題を解くことはアウトプット作業になります。自分がどれだけ暗記しているかも、問題を解くことで確認できます。スタディガイドのサンプル&各講師が配るものだけでなく、自分でThirtyFifty、Quizletまでアクセスすれば幅広く問題が手に入ります。