フラット
2019.12.28 15:40
ずいぶんと昔になりますが
ポール・ド・ブラのムーブメントの方向によって
異なる母音を発声するようなイメージを持つということを
バレエの師からご指導いただいたことがあります。
当時はただ、腑に落ちるような印象を覚え
目からウロコ的な視点で
それを受け止めていたのですが
長い年月が経ち
その導きの簡潔な言葉の中の奥行きを
今の私として感じ
その言葉に対する考えを
更新したりもしています。
その時の「わかった」は
分かたれた表層の一面に過ぎない。
そのときの自分の成長段階に
見合った気付きでしかない。
ナチュラリゼーションを続けていると
そのように感じることが度々起こるから
わかる、わからない
できる、できないといったことに対して
フラットになっていくようにも思います。
ただ、どれだけ咀嚼に時間がかかっても
自分の記憶の引き出しに
残り続けるような言葉はきっと
本質的な何かをそこに必ず
孕んでいるものかもしれません。