バンド別に振り返る2019~ゴスペラーズ編~
ツアーもめでたく始まり、来年にかけてお祝いムードで駆け抜けるであろうゴスペラーズ。
私も3月の静岡公演に讃歌します!
ベストアルバムの前にリリースしたシングル「VOXers」も、いままでにない様子のMV、様々な企画を交えたSNSで沸いてましたね。
タワーレコードのコラボカフェもあり、MVを眺めながらメンバープロデュースの食事を楽しむという贅の限りを尽くした…。
入り口で「ただいまゴスペラーズとのコラボカフェを展開していますがよろしいですか?」と聞かれたので、食い気味に元気よく「もちろんです( ゚Д゚)」と答えてみたところ、スクリーン前の席に案内してくれて「なんてできる店員さんなんだ(*´Д`)」と。
以前、黒沢さんがカレーショップを期間限定でオープンした時は2度足を運んでいるので、カレーは期待が高かったです。
キーマカレー好きとしてはうれしかったですが、割と辛いタイプのカレーだったので、なかなか食べ進めるのに苦労しました汗。
しかし「真のハードコアカレーシンガーは、こうして出来上がるのか( ゚Д゚!!」と知ることができたのである。
もう1種類も食べたかったなぁ…。またカレー絡みの企画は期待したいです。
ライブに行く人は常時レトルト品が何種かグッズ販売されているので、お土産として買ってほしい。
なお、写真にある酒井さん家の梨ジャムパフェは、分厚いホワイトチョコレートを噛み砕いたために、口内がそいつの甘さに占領されて梨の味が分からなかったという悲劇( ゚Д゚)oh…
しかしパフェ自体はたいへん美味しく、ラテとの相性もすごくよかったです!
そしてリリースされた5枚組のベストアルバム!
いやぁ~、持って帰るの重かったですよ笑。今まで買ったCDの中で最大重量なのでは…。
ブラックの背景にメンバーカラーがペンキのように散らされ、ゴールドのタイトルでキリッと引き締め、かっこよさもかわいさもおさえたジャケット。
ファンのことをよくわかってるなぁ~っていうデザインだと思いました。
開けたら開けたで、紙に包まれているし、高級カステラ??お重??本当にCD入ってるの??という、パニック。
CDを取り出し、その重みをそ~っと開いて盤のジャケを眺めて「ほおぉぉぉぉぉっ( ゚Д゚!?」っと、声が出てしまった。
観音開き仕様になっているので、本当に5人の観音様が現れたかと思ったよ拝。
それぞれ盤下には手書きのメッセージがありましてね…みなさん個性がある。
1枚に各10曲ずつくらい収録されているので、全曲書こうとすると途方に暮れるな…と思ったので、1枚につき5曲まで絞って、個人的に好きだったり思い入れのある曲をランキングにしてみました。
それぞれが自分にとってどんな1枚であるかも「タイトル」として載せておきます。
※ちょいちょい暴走する酒井さん愛に注意※
レッツ!ゴスペラーズ(=゚ω゚)ノ
Disc1「あんまり馴染みのない1枚」
No.1 終わらない世界
ゴスペラーズで知ったのではなく、ゴスペラーズをカバーしている学生グループから知った曲。
「ひとり」よりも「永遠に」よりも、各イベント会場で聴いた記憶がある。
みんなで盛り上がれるアカペラ曲の代表だったように思う。
何度もアマチュアグループで練習し、いざ本物のゴスペラーズを目の前にライブで振り付けした時のよろこびたるや。
あなたもいっしょにFly to the sky♪
No.2 Promise
個人的には「ひとり」よりも「永遠に」よりも好きな楽曲。
アルバム『G10』でゴスペラーズデビューした私だが、1曲目にこれが再生されて、なぜこの時この曲でヒットしなかったのだろう?と不思議に思った。
シンプルイズベストなアカペラナンバー。
No.3 あたらしい世界
ゴスペラーズはどのブライダルソングもステキだけれども、歌っている側もしあわせを感じる曲はなのでは。
スポットライトを浴びているのは主役の2人だけれども、その周囲のひとたちのしあわせまで見えるような、広がりのある世界観。
ブライダルソングの中ではいちばん好き。
No.4 Vol.
最初に聴いたのはMV集だったと思う。
映像があるがために、そっちに気を取られ「若い!」という驚きばかりが先行してしまっていた。
その後はライブDVD。サビで「風」を表すたった一つの振り付けだけで、なぜだかとてつもなく「かっこいい!」と思わされた。
このアルバムとなって三度(みたび)、目の前に現れ、メンバーではなく歌詞を見つめながら聞いた感想。
「追い風がほしい(売れたい)」という想いが込められていたのかな?
かっこよいと思った。
これを安岡さんが書いているというのも良い。
メンバー1のロマンチストは、何においても情熱的だなと思った。
No.5 BOO〜お腹が空くほど笑ってみたい〜
これも最初に聴いたのはMV集。
ゴスペラーズってこんなにかわいい曲も歌っていたのかという萌えた1曲。
ライブで聴いたら童心に孵って笑えそう。
と同時に赤ん坊の泣き声を騒音呼ばわりする昨今に、憂いも感じる楽曲。
Disc2「テレビで歌っているのを見た記憶がある1枚」
No.1 Right on, Babe
癒し曲。この曲がCDとなって手に入ったのがいちばんうれしい。
酒井さんのファルセットに落とされた…と思いきや実はそうではない。
「グレイのその場所で ひざを抱かないで」という歌詞がすごく印象に残っていたのと、それを決定づけた村上さんの存在感ある歌声が肝。
メンバーの掛け合いでつむがれるボーカルワークも爽快。
No.2 Get me on
ゴスペラーズに関して「刺激的な歌詞も多そうだ」という印象があったのは、おそらくこの曲の所為。
No.3 星屑の街
酒井さんの「大丈夫」は国宝級のやわらかさ。
酒井さんの声の成分が入った「大丈夫」という名のお餅が年末年始に発売されたら絶対に買うと思うんだ!
No.4 エスコート
「2002 FIFAワールドカップ」公式ソング!
隠れたかっこいい名曲だと思っている。1回聴くとしばらく繰り返して聴きたくなる。
個人的にはゴスペラーズ最大のスルメ曲。
No.5 約束の季節
ゴスペラーズデビューをしたのと同じ年、北山さんとこの曲を共作している橘哲夫さんが所属するボーカルグループ・AJIとも出会う。今考えると運命的。
Disc3 「個人的全盛期。5曲に絞るのに苦労した1枚」
No.1「一筋の軌跡」
酒井さんに「遮る壁などない」って歌われると本当にそんな感じがしてしまうよね。
さわやかだが力のみなぎる1曲。
No.2 「街角」
この曲とDisc2「星屑の街」は私の中で対になっている。
故に、バラードカバーするならこの2曲は外せないなぁとか思っていた。
どっちが好きかと聞かれたらこっちに軍配が上がる。
No.3 「ミモザ」
トヨタ車「アイシス」のCMソング。耳にしたことがある人が多いと思う。
村上さん・黒沢さんのボーカル回しと、周囲をやわらかく包む3人のコーラスが抜群。
黒沢さんの「迎えにいくだけー」のロングトーンにシビレる。
No.4 「陽のあたる坂道」
泣ける1曲。MV見ながらだと号泣必至。
No.5 「Platinum Kiss」
楽譜あるからやってみようぜ!という軽いノリで、バンドで取り組んだことがある唯一のゴス曲。
フレーズもUh−・Ah−ばっかりだし…と思ったものの、音は取れているのにぜんぜんハモらないという事態に陥る。アカペラの難しさを思い知った曲。
いま考えると単純に難しい楽曲だったと思う。若気の至りーぬ。
Disc4 「ノリノリもバラードも、余すことなく召し上がれる1枚」
No.1 「1,2,3 for 5」
文句なしの1位。キレキレのマイクスタンドパフォーマンスも見物!
ライブでいっしょに踊りたい曲1位。
No.2 「It’s Alright〜君といるだけで〜」
酒井さんがリードを歌うたびにデレる曲。
「鮮やかな色が溢れてる~oh~baby~♪」がいっちばん好き。
ここだけ繰り返したい。
総合的に見て酒井さん&黒沢さんコンビが輝く曲って、けっこう好き。
No.3 「セプテノーヴァ」
FIFAクラブワールドカップ2008公式テーマソング!
作詩は安岡さんとスキマスイッチ・常田(ときた)さんとの共作。
サッカー好きの2人から生まれたかっこいい歌詞がたまらん。
少々荒っぽいが、奮い立つワードである「限界なんかねぇ」を、いい大人の面々が口にしているのが、なんとも新鮮だった。背中を押してくれる1曲。
No.4 「BRIDGE」
東日本大震災を機に生まれた楽曲。
災害によって人々に残された闇と光を、様々な角度から歌い紡ぐ。
何事も声を合わせる(発する)ことで力が生まれるということを、改めて知った曲。
No.5 「ラヴ・ノーツ」
これもMVと合わせて聴くと泣ける曲。
時を越えて再び愛する人と巡り会うまでの奇跡と、それを繋ぐ旋律が切ない。
Disc5 「いろいろいそがしくてやや離れた時期だけどやっぱり好き!な1枚」
No.1 「VOXers」
これを聴いて最強ボーカリストは北山さんだと思うのだが、みなさんはどう?
「負けを選ぶしかないじゃん!」と気づいたときは震えました笑。
安岡さんの「マスタプラァァァァ~ン♪」がなんか癖になる。
緻密に叩き続けるビートでスタミナ削られるどころかスタミナ回復するのが私。
みんな歌も性格もいい癖があっていいよね!改めて好きになるし良さがわかる1曲。
これを聞いて気になった人は、誰のファンになるのだろうとワクワクしちゃう曲。
サビをバラして歌うという粋な企画があったことが記憶に新しい。
ゴスペラーズの曲でコーラスを口ずさみたくなる曲があるのは、やはりフレーズひとつひとつがかっこ良いからだと思った。
ガッ・トゥ・ダリラ〜♪
No.2 「ロビンソン」
不朽の名曲カバー。
酒井さんが「片隅に捨てられて〜」と歌い出した時、やっぱり猫付きの歌詞は歌うよねとニンマリ。
No.3 「Recycle Love」
ルーパーを取り入れた楽曲。
ライブでもその場で録音してから披露。ボーカルグループの可能性を広げた1曲。
繰り返されるフレーズとリサイクルによる循環とを掛け合わせたアイデアにも、唸った楽曲。
No.4 「Fly me to the disco ball」
宇宙空間に広がり飛び出した5人の歌声。
リズミカルに韻を踏むフレーズが心地よい。
酒井さんの歌声でふわふわしちゃうよね!
No.5 「GOSWING」
踊るゴスペラーズ。歌詞が渋い。
どこまでも5人についていきたくなる、ファンの心をググっとち上げてくれる曲。