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紅白歌合戦

2019.12.29 12:26

NHKの紅白歌合戦は、昔は21時スタートで、今より短い番組だったが、まさに国民的行事だった。 19時からはTBS系でレコード大賞があり、その候補者/受賞者はそれが終わってから、渋谷のNHKホールに駆けつけるのが通例だった。 当時は、歌手にとっても、紅白は一世一代の晴れ舞台で大御所も勢揃いだったので、新人や初出場の歌手などは、緊張で声が上ずってしまう場面も多々あった。 若手歌手は自分の歌の出番以外にも大物歌手が歌う際には、バックダンサーや演出の小道具にさせられるので、これを嫌ってか中継での出演をする歌手も次第に出てきた。

また、番組の途中での祝電披露では、必ず南極越冬隊からのものが紹介されていたし、最後の紅白の優勝を決める会場の得票を「日本野鳥の会」のメンバーがカウンタで数えるのが定番だった。(が、これは子供だった私にも無意味な感じがしていた。)

華やかな番組が終わると、直後に各地の寺社での厳かな除夜の鐘,僧侶の修行や初詣客が中継される「ゆく年くる年」が始まることで、年明けの瞬間が近づくドキドキ感が一気に高まるのだが、これは今も同じではないかと思う。