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名画を読み解く

フランス国王アンリ4世と王妃マリー・ド・メディシスを表すブロンズ像。

2020.01.10 00:26

ルーヴル美術館美術工芸品部門の作品。フランス国王アンリ4世(ブルボン王朝、在位:1589-1610年)と王妃マリー・ド・メディシス(連作「マリー・ド・メディシスの生涯」の主人公)を表すブロンズ像。二人はワシと孔雀とともに描かれて、ギリシア神話の最高神ユピテルとその妻ユノ女神の姿です。これ、連作「マリー・ド・メディシスの生涯」も同じような表現がありましたね。これは、二人の最高レベルの神格化です。

(バルテルミー・プリウール作「ユピテル姿のアンリ4世」、1600-1610年頃、パリ、ルーヴル美術館、OA11054、高さ63cm)

(バルテルミー・プリウール作「ユノ姿のマリー・ド・メディシス」、1600-1610年頃、パリ、ルーヴル美術館、OA11055)

(ピーテル・パウル・ルーベンス作「王太后のリヨン到着、または王と王妃の対面、1600年12月9日(連作「マリー・ド・メディシスの生涯」)」、1622-1625年、パリ、ルーヴル美術館、INV1775、3.94×2.95m)