娘のチャレンジ4
2005年12月
娘は大学院に通いながら、2004年12月から専門学校にも通い、法人税と相続税の勉強を続けたのでした。
そして、2005年8月に税理士の試験がありました。
試験が終わって私は娘に聞きました。
私:今度の試験はどうだったの?
娘:法人税は去年より難しかったわ。
私:そうか。 では大学院に入っておいて良かったね。
私は2科目ともの不合格を思ったのでした。
私:それでは次に就職試験に頑張らなくてはならないね。
娘:そうね。 もう、その準備を始めているの。
私:そうか。 でも、次のステップを考えるとパソコンのワード、エクセルを学んでおいたほうが良いよ。
お父さんがパソコンスクールに連れて行って、あげるよ。
娘:お願いします。
娘は税法の次にパソコンの習得に努めたのでした。
ブラインドタッチの打鍵トレーニングは早々にマスターしたのでした。
そして、ワード、エクセルの短期コースも終了したのでした。
しばらくして、娘は税理士監査法人に就職の件を問い合わせたのですが、思わしい回答を得ることが出来ませんでした。
私:男女同権と言っても、女性は男性に比べまだ不利かも知れないね。
大学院の先生に推薦状をもらえると良いと思うけど。
私の大学生の時代もゼミの先生の推薦状でかなりの人が就職できたからね。
もっとも、それに値する学力、人格が備わっていなくては駄目だけどね。
思い切って、先生に相談したらどうかね。
娘:わかった。早速そうするわ。
娘は先生に相談し、先生の知り合いの税理士監査法人を紹介してくれたのでした。
娘はその税理士監査法人の先輩に会うことができ、会社での勤務内容を事前に聞く機会を得たのでした。
しばらくして、面接試験と学科試験が行われました。
私:面接はどうだったの?
娘:とても、厳しかったわ。 駄目かもしれない。
私:そうか。まあ、がっかりしないことだね。
しかし、その日の夕方には内定の返事をもらったのでした。
娘は大変に喜んで、早速先生に内定の報告をしたのでした。
(後になって、知らされたことですが、学科の成績がとても良かったとのことでした。)
9月になって、内定者にパートの仕事の機会が与えられました。
パートといっても、1週間のフルタイム勤務ではありません。
週に3日程度の勤務でした。
しかし、普通のパートと違って、内定者には正社員並の仕事が与えられたのでした。 それは、来年の4月から正社員で勤務する予行演習みたいなものでした。
娘:パソコンの手伝いを依頼されたの。 パソコンを習っておいて良かったわ。
私:そうか。それは良かったね。
娘:でも、仕事でも人間関係でも、学生と違って、社会人では厳しいの
ストレスになってしまいそうなの。
どうしたら良いかしら。
私:そうだね。そのためには良い本があるよ。
私は自分自身にとって、とても参考になったディール・カーネギーの『道は
開ける』、『人を動かす』の2冊の本を薦めたのでした。
娘は彼女自身の問題を解決するために一生懸命に読書したのでした。
特に、『人を動かす』は彼女にとても感銘を与えたのでした。
娘:もっと、この本を早くから知っておけば、良かったわ。
学生の時から役にたったわ。
私:そうだね。中学校から学校で教えたほうが良い本だと思うね。
でも、ハウツー本は必要になったときにしか、読まないものだよ。
その後、彼女はこの本の原則を実践して、仕事も、人間関係も改善されたのでした。 そして、相当のストレスから開放されたのでした。
2005年12月
娘に税理士試験の結果報告が郵送されてきました。
彼女は恐る恐る封筒の中身を開けたのでした。
娘:相続税は不合格だったけど、法人税には合格したわ。
彼女は飛び上がらんばかりに喜んだのでした。
娘:長い努力が報われたわ。 合格って、本当に良いものね。
私:それは本当におめでとう。 法人税に合格することはとても、素晴らしく、価値ある事だよ。 なにしろ、数ある税法の中でも難しく、また会社にとって非常に大切な法律だからね。
娘は早速、専門学校の先生、大学院の先生、会社に報告したのでした。
皆、自分のことのように喜んでくれたとのことでした。
しかし、まだ、税理士資格を得るためには大学院での修士論文が残っています。
娘はその総仕上げに向かって、全力投球を続けているのです。