宇宙:宇宙を含む全存在とは何か
1. 宇宙とは何か
まず、事実としての宇宙の存在を考えてみる。
現代科学では宇宙はビックバンによって、誕生したといわれている。
しかもそれは一つではなく、すでにいくつもの宇宙が存在しているとも考えられている。
それで、我々が認識している宇宙の存在を考えてみる。
宇宙の中で私たちは地球という土地に生きている。その中で私たちを含むあらゆる生物は太陽によって、光熱を受けて存在している。 また、地球での水分によって生きている。
そして、現代科学では地球上のあらゆる鉱物、動植物は限られた元素によって構成されていると説明している。
その中で人間は動植物からの突然変異、進化向上によって、万物の最高位にある霊長類の最高の存在と認識されている。 そして、突然変異は激変する環境の変化に適応するために生じたとされている。
2. 人間とは何か
人間とは宇宙の中であらゆる生物の中で最も進化した存在と現在、考えられているが、その本質と特長は何であろうか。
① 植物の特徴
動かない鉱物、元素から化学変化によって植物が発生した。これは生命の発生でもある。
そしてこれは子孫を残すために自ら増殖する機能まで持った。
ただ、最初は海水からは離れることができない存在であった。なぜなら、海水から養分をとっていたからである。 しかし、その後、海水がなくても、地上で水分を吸収することができる生物に進化した。
② 動物の特徴
海水で生きることができた植物はやがて魚類に進化していった。 そしてその魚類が地上でも生きられるようになって、動物に進化するようになっていった。 やがて動物の一部は種の保存のために、空を飛べる昆虫、鳥類にも進化していった。
動物はその後、爬虫類や獣類に進化していった。
動物は自由に海中や地上で生きているが、種の保存とその繁栄のためにのみ、生存しているように見える。 すなわち、周りの環境に適応しながら生存している存在である。
③ 人間の特徴
その後、わずかな知能を持った猿が発生した。そして、類人猿となって、更に進化して人間となった。 この高い知性、知能を持ったことが人間の特徴である。
ただ、動物としての機能も持っているので、種の保存と繁栄に関する欲望や考えは個人でも、集団でも、国家でも強い。 このため、動物に限らず、人間でも争いが絶えない。
また、感情面でも、理性で抑えきれずに、喜怒哀楽によって、行動する存在でもある。
3. 知性はどのように発生したか。
進化する過程で知性は発達したとか、考えられない。 すなわち、いきなり、猿から知性が発生したのではなく、生物の発生段階から発生していったと考える。
生物は種の保存と繁栄のために、環境に適応するために、生物単位に独自に環境に対し、作用と反作用を体験し、その結果の良し悪しで次の突然変異となったと思われる。
即ち環境に対し、作用と反作用の結果の繰り返しが知性に発展したと考えられるのである。
一度、知性が幼稚な知性であっても、それが次々に高度な知性にと発展してきたと考えられる。
猿でも猿同士のコミュニケーションができるが、人間の場合は更に、声や印によって、意識の交換ができるようになっていった。
印は最初は絵のようなものであったが、それが文字に変化していった。
そして、その文字が具体的なものの姿のみならず、悲しいうれしいなど、抽象的な表現まで、できるようになっていった。 そしてこれが、文化の発展、文化遺産の継承につながったと考えられる。
そして、人間はコミュニケーションだけでなく、知性によって、道具を作り、それを活用することにより、狩猟や農産物の多大な獲得をすることに成功した。
そして、この地球で万物の霊長として、高度に発達し、現在を迎えている。
そして、今ではコンピューターの発明により、かつて、考えてもいなかった人工頭脳の活用によるIT文化の時代を迎えているのである。
4. 宇宙を含む全存在とは何か
それでは人間を含む地球、宇宙を含む全存在とは何であろうか。 ビックバンを生んだ全宇宙の本質とは何であろうか。
宇宙では無から有を生じることはない。すべからく万物は元素の組み合わせでしかない。
人間が死んでも、地球がなくなっても、宇宙がなくなっても、元素がなくなることはない。
また、新たな組み合わせによって、宇宙の再生がありうるのが全存在である。
宇宙は全存在の一部であり、人間もまた、全存在の一部である。
宇宙は三次元の世界であり、また相対の世界である。人間はその中の世界に住む有限の生死あるある極小の存在でもある。
一方、全存在の特徴は何か
(1) 物質的な存在
全存在元素を持つ物理的、化学的な存在である。
絶対的な真理、法則をもつ存在である。
原因と結果の法則をもつ存在である。
無限のエネルギーをもつ存在である。
電波などにみられる波動を持つ存在である。
時間の観念のない永遠の存在である。
空間の観念のない広大無辺の存在である。
(2)心的な存在
人間は宇宙の一部であるが、物理的、科学的な物体であると同時に、知性を持つ心的な存在でもある。 確かに神経という、物質的なものを持っているが、心という心的、観念的な面を持っている存在である。
そうであるなら、それを生み出した全存在にも、心的な存在があることになる。
心的な存在とは何か。 それは思想、考え、観念である。
これがあるがゆえに、全存在は思想、考え、観念のもとに、創造力で宇宙を作ったと考えられる。
人間は宇宙の一部であるので、逆に言えば、全存在は人間の持っているあらゆる、創造力、全智全能力を持っていると考えられる。
全存在の思想、考え、観念の内容は何か。
人類は世界平和への進化向上の途上にあるが、全存在はすでに、完全調和、完結、完成、調和、平安、など人間が考えられる、あらゆる美徳を持っている存在である。
天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らずと言えり。
自由、平等、博愛は人類の3大美徳である。
その中でも全存在にとっての最大美徳は博愛であると考える。
なぜなら、
① 個人的な基本的人権は守られなくてはならないが、個人的な自由にも限界がある。
公共の福祉や他人を害する個人的な自由は認められない。
② 平等にも限界がある。 悪平等はかえって、不平、不満をもたらす。
③ 限定的な愛にも限界がある。 自国愛が最優先になり、強欲になると、世界平和が壊れる。
したがって、限界のない愛と許しの博愛こそが最高最善の美徳である。
したがって、絶対平和、絶対調和の全存在の最高観念は博愛と考える。
したがって、全存在はそれを前提として、宇宙を創造したと考える。
5. 人間、人類はいかに生きるべきか
人間はパンのみに生きるにあらず。生きるのみを目的にしては動物に同じです。
高く文化的に良く生きることが人間にとって、幸福なことです。
私たち人間は天から与えられた美徳、全能力を最大限に使って、人々のために寄与したり、幸福になることである。
強欲な個人欲、国家欲から、脱却し、博愛の精神で万事にあたることが世界平和にもつながることでもあります。
正義の観念は相対的なもので、百人いれば百人の正義が存在する。 したがって、最高善である博愛の前提の下で、正義の観念は運用されなければならない。
人類を幸福にするのも、不幸にするのも人類次第である。
天は『原因と結果』の法則の真理の作用を万事に及ぼす。
善因善果、悪因悪果となる。
積善の家に必ず、余慶(幸福、喜び)ありの格言もあります。
博愛を自らの最高道徳として、万事に対処したいものであります。