今さらだけど、11月24日の勉強会を振り返る
すでに一か月以上経過していますが・・・年末ということで・・・
先月行われた 子どもの育ち勉強会~頼れる地域の支援『知ろう・つながろう』~ の振り返りを簡単にしたいと思います。
今さら感満載だよ~(;´∀`)
まずは
ねらい
書き出すとめっちゃ長くなるので簡単にします。
タイトルにもあるとおり、 子供の育ちに不安や心配のあるお母さん(お父さん)に地域の子育てサポートを上手に活用してほしい! というのが大前提です。
このねらいを設定した理由は一言では説明しきれませんが、 お母さんが一人で抱え込まないように・・・という願いからです。
つながるココを始めてから3年目。 発達を知れば知るほど感じることがあります。
発達凸凹さん本人と、周りを取り巻く課題は、発達だけにとどまらず色々な分野の課題とつながっている。 ということです。
不登校、引きこもり、精神障害から、性的マイノリティ、
そして子供の虐待、犯罪加害者、被害者・・・
ひえ~~~~!書き連ねると、なんだか恐ろしいです(''Д'')
最初は、我が子との毎日だけでも大変なのに、こんなにも広くつながってしまうことから目をそむけたくなりました。
お茶会に来てくれるお母さん達にも、こんなことを言う気になれません。
でも、やはり向き合わなければいけないんだな、と覚悟をしました。
これらが抱える問題の多くに共通しているのは、 お母さんや本人が”孤独”だということ。
地域にはサポートをしてくれる機関が十分とは言えないまでも、沢山あるのに、そこにつながらずに一人で頑張っているお母さんがとても多いのです。
それは、お母さんがちゃんと頼ればいいのに・・・とか、そんな単純なことではありません。
お母さんをサポートから遠ざけ、孤独にさせてしまう理由が沢山あるんです。
そこを解決できないか、という願いから、ねらいを設定しました。
簡単に、とか言いながら長くなってしまった・・・
勉強会の概要
参加依頼機関
《行政機関》
- いすみ市健康高齢者支援課(保健センター)
- 子育て支援センター、花本こども館、みさき児童館
- いすみ市福祉課
《障害福祉サービス事業所》
- そらいろ
- つくも幼児教室
- いすみ・ぷれも
- つどい
《相談機関》
- 夷隅ひなた
- 子山こども家庭支援センター
- 聖愛乳児園
《学校・医療》
- 千葉県立夷隅特別支援学校
- 外房こどもクリニック
実物展示と説明、希望者への持ち帰りができるようにしました
- 障害者手帳、受給者証と、申請に必要な書類等
- サポートファイル『おひさま』
- 支援ガイドブック『コスモス』ver.3
各機関の場所、対象年齢、対象児童、利用料金、取り組みの内容などを、 写真を使って分かりやすく情報公開して頂きました。参加者に向けて、施設長みずからご説明頂きました。
託児を事前申し込みにて受け付けました。会場はお子さん連れOKとしました。
メールでお知らせサービスを受け付けました…各機関が定期的に行っている子育て相談、親子遊びなどの支援サービス事業を月に一度メールで配信します
準備
《チラシ作成、案内、配布》
- いすみ市内全小学校、保育所、幼稚園
- 御宿町、大多喜町、勝浦市内保育所、保育園
- 夷隅、長生特別支援学校
- いすみ郡市、長生郡、茂原市各保健センター、福祉課、児童館、福祉センター、学童など
- 近隣の放課後デイサービス事業所
- 近隣のスーパーなど:なのはな(大原)、ナリタヤ(茂原市)等 ・・・・・・チラシの設置、配布大変お世話になりました。
《実行委員会》を作り、準備から当日の流れ、資料作成まで打合せを行いながら進めました。
《夷隅ひなた》の皆様に全面的にご相談、ご協力頂きました。
《ボランティア》として夷隅地域の高校生に依頼しました。
反省・・・ありすぎるので、ほんの一部だけ。
・今子育て真っ最中で、まだサポートを活用していないお母さんに多く参加してほしかったが、実際参加して下さったのはすでに各機関につながっている方がほとんどだっだようです。
・ 先輩お母さん(お子さんはすでに就労されています)からのメッセージをお話ししてもらいましたが、大変好評でした。当事者の言葉はやはり現実味があって、勇気づけられたお母さんは多かったと思います。
・ 障害者手帳、受給者証の展示に多くの方が集まり、興味の高さを感じました。
・ サポートファイルおひさまは、特別支援学校では実際に活用しているが、ご存じない方も多いです。活用するととても便利で将来障害者年金の申請にも役立つものなので、展示してよかった。
まだまだ反省や感想はたくさんあるのですが、 すでに終わってしまった勉強会なのに…って感じもするのでこの辺で(;'∀')
振り返ると、やはり本当にねらった方々に参加頂くのは難しいと感じました。
自分を振り返ってみても、悩んでいた頃に参加できたかと言われても…自信、ないんですよね。
一人で抱えて頑張っているお母さんは、皆がその状況から抜け出せるわけではありません。
もはや、空気が変わるのを待つしかないのかもしれません。
できる人が、できる方法で、できる範囲で機会を作っていくことで全体が変わっていくのを待つということ。
即効性はないけれど、少しづつ変わっていくはずだと思っています。
だって、発達の分野のここ10年~20年、ものすごい変化でしょう?
kocoをはじめてから出会った人がたくさんいるのですが、それに比例して多くの価値観、考えにふれることが出来ています。
私自身は元々ほぼ空っぽだったので…(-_-;)ありがたや、ありがたや~~~!
お茶会で出会うお母さんたちとは、それぞれの近況やお悩みをあれこれ話します。
一つひとつは小さな事に見えて、親子にとっては深刻な悩みです。
私たちお母さんは、さらに多くのお母さん達と出会って、話していくことが大事だなあと思うのです。その分たくさんの考えや行動を知ることが出来るから。
お茶会を大切に、時々親子の楽しい時間を計画して、たまに勉強会を計画していく予定です。どれか一つでも、どなたかの助けになりますように。