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新年のご挨拶

2020.01.01 03:13

謹んで新春お慶びを申し上げます。

 

旧年中は平野剣道協会会員並びに保護者会をはじめ関係者の皆さんのご理解、ご協力に深く感謝申し上げます。


ご承知の通り、平成から令和となった昨年には震災復興に加え、台風などの自然災害が頻発した年でした。

大阪の地において平野剣道協会が自然災害の影響もなく無事故で一年を通して剣道が出来たことを心より幸せに思っております。

 

昭和43年に平野区役所の地域事業として発足し、その後民間の運営に移行した平野剣道協会も今年で半世紀を迎えることになりました。


松尾芭蕉の蕉風俳諧の理念の一つ『不易流行』と言う言葉があります。

諸説の意味では『いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものをも取り入れていくこと。 また、新味を求めて変化を重ねていく流行性こそが不易の本質であること。 』とのことです。


平野剣道協会も半世紀に渡り平野の地域で剣道普及を行って来ました。剣道を通して守ってきた本質は大切にし、常に新しく変化を重ねているものを取り入れて行き会員の皆さん全員で邁進して行けること願っています。

 

昨年(令和元年)の目標キーワード(約束の言葉)は『感謝を持って稽古に取組み、更に一つ上を目指す』でした。皆さんはいかがでしたでしょうか。実行出来ましたでしょうか。

 

令和2年の目標キーワードは

『初心に戻る』

とします。


つまりは、「初心に戻る」ということは、何かを始めたばかりの頃の謙虚な気持ちや純粋な気持ちに立ち返る、又は、初志を思い出す、ということになります。

右も左も分からないような不慣れな状況の時には、緊張感があり、物事に対して謙虚な姿勢を持って取り組むものですが、慣れてくると、緊張感が無くなったり、手を抜くことを覚えたり、当初の志を忘れてしまったりすることがあります。

稽古を通しても常に『初心』の気持ちで取り組んで行きたく思います。

 

そして、私の夢の一つで『平野の地域を武道奨励の街にする』と言うことに向けて、少しでも近づけるように努力して行く所存でございます。

十二支の最初となる子年、初心に戻り、剣道本質を忘れずに、そして常に新しいことに知恵の限りを尽くしチャレンジして行きます。

 

今年は例年の剣道行事予定に加え、新たな取組となる第1回 平野区民大会開催もあり、会員の皆さん、保護者会の皆さん、指導の先生方並びに関係者の皆さんには何かとご苦労をお掛けすることが多い年になると思いますが、平野剣道協会並びに剣道の発展に向けて、何卒ご理解、ご協力の程、宜しくお願い致します。


令和2年が皆さんにとって良い一年になることを願っております。

さあ、今年も一緒に稽古しましょう!!

尊聞行知

 

平野剣道協会

会長 角谷 豊