チューナーの使い方
特に二胡を習い始めてまもない生徒さんから
チューナーの使い方について質問、相談を受けることが結構あるので
こちらに書いてみることにしました。
二胡は鳴らした音が正しいかどうかを自分で判断しなければいけません。
最終的には自分の「耳」で瞬時に正しい音が判断できるようにしたいですが、
楽器の経験が少ない方や、二胡を習い始めてまもない方、
ピッチに自信がない時は自分の耳は本当に信用できるか、不安もありますよね。
そんな時、チューナーを使って判断する方法もあります。
初期は特に開放弦の音を合わせる(チューニングする)時にあると助かります。
今でこそ、チューナーはほとんど使いませんが、私も二胡を習い始めてしばらくの
間はチューナーを使ってピッチをチェックしていました。
(自分の耳が信用できなかったからです)
今回は実際に私が利用していた、直接二胡に装着できるクリップ式を紹介します。
♯や♭などの半音も判断できる、クリップ式のクロマティックチューナーです。
電源を入れたら裏面を
聞こえる音でピッチを判断する「MIC」か、
振動でピッチを判断する「PIEZO」のどちらかを選択します。
私は普段はPIEZOでやっていましたが、MICでも問題ないと思います。
次に、Hzを決めます。
「CALIB」という部分のボタンを押してHzを決めます。
私の場合はキーボードやピアノと合わせる機会が多いため、441〜442にしています。
※実際にご自宅や教室にキーボードがある場合、
照らし合わせてみると良いのではないでしょうか。
基本設定をしたら、こんな感じで二胡の竿にはさみます。
(クリップの中の丸い空間ではなく、クリップ部分を竿に挟みます)
装着したら
外弦からチューニングしてみます。
外弦は機械中央下の大きなローマ字が「A」になるように楽器を弾きながら合わせます。
ローマ字が「A」になっても機械に表示されるラインの位置を見て、ピッチが
本当に合っているかどうかを確認します。
これは低い場合
こちらは逆に高い場合
ピッチが正しく合っている場合、ローマ字真上に3本のラインが立ちます。
次に内弦も同じように合わせます。
正しい場合はこちら
低い場合
高い場合
チューニングが正しく合っていれば安心して弾くことができますね。