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Self Portrait

淀の坂越え、春の盾へ。

2016.04.25 11:59

Photo by Bunchaca

2014年 天皇賞(春)にて。



天皇賞(春)が近づいてきました。


3,000mクラスの長距離レースが少なくなってきている中、淀の坂を2度越える3,200mの天皇賞は見応えある古馬重賞だと思っています。


ステイヤーと呼ばれる長距離の得意な馬が活躍した淀の舞台。メジロマックイーンやライスシャワーといった名ステイヤーが活躍したのも京都競馬場で行われた菊花賞と天皇賞(春)です。


春秋の年2回行われる天皇賞競走は、元々両方とも3,200mで行われていましたが、東京開催の秋の天皇賞は昭和59年から2,000mに距離が短縮されました。その時の優勝馬が三冠馬・ミスターシービーです。


春秋の距離の異なる天皇賞を連覇するのも難しいことで、タマモクロス、スーパークリーク、スペシャルウィーク、テイエムオペラオー、メイショウサムソンの5頭しかおらず、2008年以降は連覇を達成した馬は出ていません(スーパークリークは秋春と年跨ぎで達成、テイエムオペラオーは2000年春から3連覇)。


なお、昭和55年までは勝ち抜き制があり、1度、天皇賞を勝った馬は再び出ることが出来なかったので、連覇ということ自体がなかった、という背景もあります。


さて、今年の天皇賞(春)。

なかなかの顔ぶれが揃ったようにも思います。


菊花賞馬であるトーホウジャッカル、キタサンブラックをはじめ、上位に入ったゴールドアクター(2014菊花賞3着、昨年の有馬記念優勝馬)、サウンズオブアース(2014菊花賞2着)、サトノノブレス(2013菊花賞2着)、タンタアレグリア(2015菊花賞4着)が登録。各馬とも前哨戦でも上位に入り順調に調整してきているようです。昨年の天皇賞(春)出走馬ではフェイムゲーム、カレンミロティック、アドマイヤデウスが登録。昨年以上の成績を残すべく挑戦してきました。また、阪神大賞典を快勝したシュヴァルグラン、ダイヤモンドSの勝ち馬・トゥインクル、ステイヤーズSの勝ち馬・アルバートといった長距離重賞で実績を積んだ新星も挑んできました。


ぶんちゃかは天皇賞競走が大好きなんですが、ここ最近は馬券がなかなか的中しません。もっとも、昨年、一昨年はキズナと心中していますからね・・・。


有力馬として考えているのは、ゴールドアクター、サウンズオブアース、キタサンブラックの昨年の有馬記念上位3頭。特にゴールドアクターは力がメキメキついてきた気がしますね。武豊騎手が前走から引き続き手綱をとるキタサンブラックも、産経大阪杯2着でしたが調子の良さを感じさせます。


注目したいのが6歳馬のサトノノブレス。


ディープインパクト産駒は3,000mクラスのG1では2着が最高で、まだ勝ち星がありません。


サトノノブレス自身は2013年の菊花賞2着馬ですが、翌年の天皇賞(春)では8着に敗れており、適鞍とは必ずしも言い難いでしょう。前走は中日新聞杯をトップハンデで勝利。本質的には2,000m前後がベストかもしれませんが、バリバリのステイヤー同士の戦いではない近年の傾向からすれば、上位に来てもおかしくはないはずです。


また、この馬の生産者はメジロ牧場(現 レイクヴィラファーム)。かつて天皇賞といえばメジロ、と言われたように、天皇賞で数々の活躍馬を輩出した名門牧場の系譜を受け継ぐ馬なのです。最近、メジロの系譜を受け継ぐ馬が活躍しており、淀の舞台こそ輝けるステージと期待せずにはいられません。


さて、今年はどんなレースが繰り広げられるか?1番人気の成績が良くない荒れる重賞は、今年も波乱を巻き起こすのか?


春の盾は誰にも譲れない。