【ASM 388&389】傷心のスパイダーマンとカメレオン対決
【ASM 388】
現行ニック・スペンサー氏ASM 35号で出て来たカメレオンの用意したピーターの偽両親の話はこれ。
エディ初登場時の裏話的なヴェノム短編もおまけ!原案者デイビット・ミケライニー氏のエディ、根っからサイコなのにとぼけててツッコミどころ満載…なんか憎めない😂
給付金を貰えなかった帰還兵が身を崩しドラッグ中毒に。エディは兵士としての戦い方を教えて貰い、礼に食べ物や服を買ってくれとお金渡す。彼は貰った金でドラッグを買い過剰摂取で死亡。エディ「彼は俺のような社会の犠牲者!おのれスパイダーマンめ!」全部ピーターのせいにする🤤
【ASM 389】
でもわたしのおすすめはこっち…😌💗
偽両親で弄ばれたスパイディの哀しみと怒りは頂点。カメレオンは自殺した親友クレイヴンの復讐を。でもその…。
ナレーション『人生どんなに辛く、どれほど傷つこうとも、もうあれ以上に悪い事なんてありようがないと彼は安堵していた。だがそれは間違いだった。彼らは本物の両親じゃない、幻像だ、スパイダーマンを倒すため差し向けられた人造物だと彼は自分に言い聞かせた。
わかっていたはずだ。心理操作を使い心を惑わす敵と戦い続け、自分の人生を絶え間なく踏み躙られることには慣れていたはずだったのにと。そのはずで…なのに引っかかった。なぜなら彼の中には余りに幼い頃失った父母を嘆き悲しむ子供がいたから。
ずっと奇跡を願い続ける子供が。両親を名乗って現れた相手を大人の自分は疑っても、その子供は心から信じ切った…そして再び嘆き悲しんでいる。またもや両親を失って』
J・M・デマテイス氏の読ませる文で重たいカメレオン回。
スパイディの細さ…😌
両親を再び失ったピーターの悲嘆といい、異母兄弟を失ったカメレオンといい、精神的に重たいのにカメレオンの過去が更に重たさを加える。作家はJ・M・デマテイス氏。完全にいい意味でなんだけど、読みやすい文体で精神的に追い詰めて来るから怖い。スパイディ誌の重さは胸に残る…😨