ランナーさん、いらっしゃい
休暇村南淡路の朝ヨガに、ランナーのご夫婦が参加してくれました。
ウエアがばっちりだったのですぐにランナーさんとわかり、声をかけました。
旦那さんのほうは肩甲骨まわりが、奥さんのほうは股関節まわりが結構ガチガチなんだ、と。
私も走っていたからわかるんですけど、ランナーの人は、脚をかなり酷使しているから、入念なストレッチやケアが本当に必要!
ケアやストレッチは自己流でやっている人や自己流になっている人がほとんどなので、伸ばすべきところをしっかり伸ばせていなかったりと効果をうまく出せていない方が多いんです。(私もそうでした!)
そして、固まった状態でまた走るので、硬さは増し、どこかしらゆがみのある場合は、どんどんゆがみがひどくなる。(はい、私もそうでした。)
硬くなった場所の代償で、他の所に負担がかかる。
本当に多い、このパターン!
ランニングは、代謝や血行が上がったり、呼吸器が強化される、気持ちが前向きになるなどメリットがたくさんありますが、足や膝、股関節など痛みが出てしまうとデメリットのほうが気になりますよね。
それに、ランニングも長距離になると、かなりの集中力を必要とします。
それは、『足を前に出せ』という同じ指令を脳が出し続けないといけないからで、脳も疲れやすくなりますし、交感神経ばかり働きやすくなるでしょう。
ランニングは目標に向かっている人が多いので、身体の発するサインを無視してがんばってしまう人がかなり多いように感じます。
ヨガを含め東洋の考え方では、全体性やバランスを重視します。
仏教にも『中道 Middle Way』という言葉があるように、『過ぎたるは、、、、』です。
ランニングの様な動的なことばかりではなく、静的な運動も積極的に取り入れるのがおすすめ。
ちなみに、私は走っていた頃、アドバイザー(市民大会で3位以内に入るくらいのレベル)の方からは、1時間走るなら1時間のケアが必要、と教えてもらいました。
走る前後に各30分といったところでしょうか。
今日はランナーのみなさんにオススメの大腿四頭筋を強力に伸ばすストレッチをご紹介します。(ヨガのポーズとしては、エーカパダラージャカポタアーサナⅡ)
両膝を床に着いた状態から、右膝を立てた状態にします。膝の角度は90度かそれよりやや広くします。右の足を右手で掴み、その手をお尻の方に引き寄せます。
その状態で3〜5呼吸。
左側も行います。
余裕があれば、空いている手を頭の方へ上げてもよいでしょう。
手で足を掴むのが難しかったり、体が不安定になる方は、立った状態で片膝を曲げて行いましょう。
このときポイントは、膝頭が真下を向いていること!
これもグラグラしてしまう方は、片手を壁について行いましょう。
なるべく腰が反らないように注意しましょう。