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心の筋力と脂肪

2020.01.06 14:18

自分が実際に学び、考え、やったことが見えない力になっていく。能力のベースは勉強と思考と実行の繰り返しだ。


最近思うのは、同じレベルの視点と同じ位の器や深さのスケールがないと、共感や理解が難しいということだ。


仕事でもディレクションするレベルや、手がける実務のスケールで見えるものも、得るものも、苦労の量と深さも、味わいも違って、同じ業界にいてもそのレベルが違うと話が合わないのだ。逆に少し違う業界でも、同じようなレベルやスケールだと、互いに理解しあうことや発見し合うことや共感ができて、充実感がある。


それはアートや表現活動も然りだ。本気で作り続けたり、一流のレベルを知ったり、ひたすら試行錯誤したり、発見したりと、その戦いや味わってきた豊かな感動がわかり合える人と出会えたら最高だ。


形而上学のことや、心理的なこと、人生経験や各種問題などもそうだ。


もちろん、文学や音楽や漫画や映画などの文化の体系的な追求や、その豊かな世界を味わった量と広がり、そこから得たセンスというか、自分なりの切り口の組み合わせなど、いわゆる文化系の高いレベルの人たちと語り合うのは非常に刺激的で豊かだ。


今日、海外の問題に募金をした。

心が動いた時に実際に動かないと、後悔することを知っているから。


困っている道端の人を助けたり、誰かに自分の知恵をシェアしたり言葉をかけたり、少しのことでもやった方が「心の筋力」がつく。


実際に動いたり考えたり作ることは、やればやる程ほど少しずつ強くなっていく気がする。

元々は自信がなくても、能力が低くても、実際に感じ考え行動したことは心の筋力になっていくと思う。


逆に、依存的に甘えたり怠惰に言い訳して何もやらないことは「心の脂肪」のようなもので、放っておけば不要なものが溜まって、どんどん重く駄目になってしまうような気がする。

同じような性質や分野でも、話が合わなかったり差が出るのは多分、筋力量の違いや余計な脂肪量によると思う。


最初は心が弱くてもいい。ただ、少しずつ学んだり、実際に行動してみたり、努力を重ねることでその人自身は少しずつ強くなっていく。繊細だからとか、頑張ってるつもりとか、悩んでるとか、本当は自分はスゴいんだとか、自分の持っている能力値や不遇な環境とか、言い訳しながら何もせず、他人や何かからエネルギーやリソースを乞う人たちとは、私は合わない。


毎日小さな事でも、実際に心の筋肉を動かして動いていこう。

Image by Pixabay