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あけおめです&新スローガン

2020.01.07 14:37

下忍です。

あけましておめでとうございます。2020年になりました。

今年も、色々な試合を観ては色々と書いていく予定です。宜しくお願い致します。


さて、本日午前、パルセイロ公式から2020シーズンスローガンの発表がありました。

2017年から「一体感」「一体感Get Up」「一体感forDream!」と続いた一体感シリーズ。これになってから成績は上がらず、昨年の新体制発表会では(昨年までは発表会で初披露)、発表時に失笑まで起きる始末。もし4年目があった時の為に、私も

など、様々な対案を考えていたのですが、それらは杞憂に終わりました。正直ホッとしました。

発表されたのは、コチラ。

ウム。良いんじゃないでしょうか。

ただ、「一体感って言い始めたら一体感無くなった」って意見があったように、スローガンが理想だけの看板倒れになっては困るのです。この3年間は正にその状態でした。トップの応援はもう5年以上遠ざかっていて事情には疎いですが、レディースを応援している側から見ただけでも、クラブには変革すべき事が山のようにあります。それこそ、去年やらなきゃいけないことまで先延ばしor手付かずor悪化させて、レディースは降格した。このままチャレンジまで垂直落下では困るんです。チーム云々の前に周囲が足を引っ張るようなことは避けていただきたいです。

昨年までで特に感じた点、ここに勝手に書かせていただきます。勿論良い点も結構あったし、クラブ関係者や選手がここを見ているのは承知の上で書きます。


【理事会・フロント】

トップはシーズン終盤にやや持ち直したものの、目標の昇格争いには一度も絡むことなく、夏場には最下位も経験。レディースは入替戦の末に降格しました。出ていく人、残った人(選手・スタッフ含め)それぞれに何らかの責任は感じているだろうし、実際多かれ少なかれ責任はあったでしょう。

で、理事さんとかフロントとか、上の方は人事刷新はないんでしょうか?この3年間、トップもレディースも含め、またAC長野パルセイロというチームの評価下落(成績以外、観客数やスポンサー企業、サポ、他チーム、入団・退団する選手・スタッフからの評判含む)について、どなたか責任を取られたのでしょうか?


【集客・今いるサポーター・ホームタウンとの関係性】

昨年の新体制発表会は正直残念なことだらけでした。選手が終了後全員バスで帰ったのは、インフルエンザ流行に備えての事だとすれば仕方ないと思いますが、一言アナウンスが欲しかった。また撮影禁止の件では批判が殺到したのか(私もメールで質問しました)一部撮影可能に。また監督のプレゼンは途中止まるし内容もグダグダ。選手それぞれに応援するホームタウン市町村を付けるのは、アイデアは良かったが時間を掛け過ぎ、しかもあの場だけで市町村のPR映像や特産品紹介VTRなどに起用するなどの展開はほぼほぼゼロ、申し訳程度に夏祭りに招く程度。レディースであれば、ホーム開催試合で市町村を割り振って〇〇市デーなどと銘打って特産品販売、アウェーサポへの観光案内・お土産配布、電光掲示板でPR映像・指定選手の動画による名所・名産品紹介、スタグルの当日限定仕様などいくらでもやりようはあったはず。或いは、試合指定市町村住民限定での大幅割引チケット、バスツアーなど。これは他のスポーツでもやってるので、可能でしょう。

冒頭の会長挨拶で「皆さんの力をお貸しください!」みたいな話は何だったのか。それ以前の問題じゃないすか?

今回の理念は

『ともに歩み、夢を実現するために。』
~クラブと地域社会のパートナーシップ「地域密着協働型スポーツクラブを目指す」~

方針が

・Challenge(挑戦)する
・Communication(コミュニケーション)をとる
・Creative(創意工夫)する

だそうですね。良いと思います。方針を名詞ではなく動詞にしたところなんか特に。やらなきゃ意味ないですよね。レディースの試合前(2時間前後)が何故一昨年より楽しくなくなったのか。グルメスクエア(資料によって表記が4種類ぐらいあったのも閉口しましたが)が何故定着しなかったのか。避難者がいるから楽器はダメ、なのに試合前は大音量で音楽を流すのは何故なのか。時間帯は関係ないですよ。高齢の方は昼間も避難所にいる方が多かったです。色々なところに、挑戦・コミュニケーション・創意工夫→変革を期待しています。


【細部への心遣い】

昨年、NEXTGAMEにトップが皇后杯って電光掲示板に表示されて失笑されてましたが、某サポさんの言葉をお借りすれば「こういう細かい所、先端の部分から腐る」そうです。段々、細かい所が適当になってませんか?人によってクオリティが違うというなら、できない人は育てるか、失敗を前提に誰かがフォローするか、仕事を変えるか辞めてもらう。

皆さんご存知の復興Tシャツの件(もう細かく触れたくもない)然り、今回のスローガン説明の「決意・覚悟を持って残った選手」って、退団していった選手には決意・覚悟がなかった訳じゃない選手もいましたよね?どうも崇高なクラブで自分たちが正しいという考え方の下に何かを発信しているように感じるのは、私がひねくれているからなんでしょうか。まあひねくれてはいるんですけど(笑)

「復興支援」の文章

「がんばろう長野」を合言葉に、被災にあった長野地域のために、スポーツを通じた復興支援活動を継続していく。

についても、「被災にあった」は・・・まあいいや。長野地域とは一体何処までを指すのか。長野市とその近隣と言うなら、ホームタウンで死者も出た佐久市はどうなのか。その辺に腑に落ちないものが残ります。「令和元年台風19号で被災された地域・皆様のために」くらいで良かったんではないかと個人的には思います。また「スポーツを通じた復興支援活動」にそれほど拘らなくても良いのではないでしょうか。現地に入って泥かきをするのも、募金をするのも、行動したという一点で私は素晴らしいと思います。そういえば、パルセイロも復興支援Tシャツと、復刻ユニや支援Tを使ったオークションを行っています(さりげなく宣伝)が、Tシャツの方は「諸経費を除いた収益の全額」を寄付と書いてあるのですが、オークションの方は「諸経費を除いた収益の一部」を寄付とトーンダウンしているのは何故?


【有言実行】

前にも触れた部分と重なりますが、「育成」の

自ら見て、聞き、判断、決断、実行し、自ら責任を取るという「自立」した人間育成

いいですね~。これ育成だけじゃないですよね?勿論、見本になるべき大人の皆さん全員ですよね?「ビジネス(フロント)」の

・固定観念にとらわれず、創意工夫をした事業、営業活動を推進する。
・地域を愛し、地域に愛されるクラブづくりを推進するため、ホームタウン活動・ファンサービスを充実する。

こちらも素晴らしいと思います。昨年まで不足していた部分ですね。是非、実現させてください。


【楽しいかどうか】

一昨年、テレビで

「楽しいサッカーってのは・・・勝てない」

って言葉を聞いて。まあ確かに、「楽しいだけ」のサッカーは勝てないでしょう。でも、「楽しさを排除した」サッカーは、勝てないし客も呼べないし悲しい、と思います。バランスとれば良いのに。スタジアムも同様。自分で楽しみを見つけてる人はまだ救いがあるけど、新規の人はどうなのか?スタッフ、ボランティア、スタグル関係者、試合に関わる人それぞれが喜びや責任を感じられるのか?楽しいだけじゃない。でも眉間にシワ寄せて選手や審判に怒声を浴びせるだけじゃない。ましてや他の観客やスタッフにウザ絡みする奴はそっちを排除してほしい(笑)

入場者数を増やしたいなら「安全・キレイ・楽しい(また来たい)」が大前提だと思います。レディースで考えれば、降格の影響による入場者減が予想される上に、2015年の優勝時とは2部のレベルが全く違う。まして、2年連続でチームの半数前後が入れ替わる移籍を繰り返したチームが、すぐに1部に返り咲けると思うかというと、私は余程の事がないと厳しいと思います。それこそ佐野新監督が稀代の名将で、交流戦が終わるまでには全選手の特徴を把握して、開幕までに最適解を導きだして、更にシーズン中に進化させる、また別のパターンを導き出す、などのスゴ技を連発していただければ・・・。クセの強い(笑)FW泊選手をどのように最大限能力を引き出す方向に導くのか。その辺も楽しみではあります。キャプテンは年長の泊選手か池ヶ谷選手と予想してますが、先日、某所で他のサポさんと話し込んだ時、レディースの背番号の話になり、10番は誰かという話題で私は瀧澤千聖選手じゃないかと推薦しました。彼女なら、前任の横山選手とは違った10番(攻撃の中心)となってくれるはず。

私にとっては、勝って笑顔になるのが、選手もサポも笑顔で拍手を送れるのが一番楽しい。昨年はそれがホームでは最終戦の一度きりでした。瀧澤選手が、残ってくれた選手たちが、新加入選手が、今年はその笑顔の景色を何度も見せてくれるかどうか。否応なしに「Change」を余儀なくされたパルセイロレディース。期待しつつ、勝っても負けても応援します。