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京大院卒 桜井かよ Official

【野球】内田順三・前巨人巡回打撃コーチ

2020.01.08 01:02

当時の渡辺オーナーからは「彼がケガをして優勝の要因が増えた」とまで言われた。

 聞く耳は持っていたが、何より嫌いだったのは、名球会などの大物OBが球場に来て5分や10分見ただけで「脇があいているから打てないんだ。インサイドはこう打て」といったパフォーマンスのような指導をすること。「今日、何十球見たくらいで俺の何が分かるんや」と吐き捨てるように言っていたものだ。

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これは片岡Youtube チャンネルや、近著『魂問答』でも言っていました。

内野手ならまだしも、ピッチャーだった解説者に打撃をどうのこうの言われるのもイヤだったし、自分も解説者になって言うのがイヤだったと。

でも、解説者をしてる先輩とかにはその人だけのネタになるようなちょっとしたエピソードを明かしたりしてお土産にしてもらっていたと。優しいなあ

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 特徴は右中間によく飛ぶことだが、気持ちが不安定だったり、不調の時は、強引になり、引っ張った打球がドライブする。左肩が早く開いて右肘が体から離れる。そういう時は、試合前のフリー打撃でケージの後ろから指示をするのではなく、私がセカンドのポジションに立ち、「俺を狙って打ってこい」と伝えた。私は二塁手の位置からキヨの打撃フォームを見て、肩が開かないか、バットの軌道がインサイドアウトになるかをチェックしていた。最後の数分は左中間に引っ張っていいことにした。

 キヨとティー打撃をすると、マスコミが近寄ってきて「内田さん、清原と話しながらティー(打撃)をやっていましたけど、どんなアドバイスをされたんですか?」と聞いてくる。

2人の話だから言えない。俺のルールだから。キヨが『細かいことは内田さんに聞いてくれ』と言うなら、いくらでも話すけど

 パフォーマンスになってしまうのが嫌だった。それが、指導者としての私のルールで、辞めるまでそれを守った。すると、テレビ局は美人女子アナウンサーを投入する。私がポロッと話すんじゃないかという狙いだろう。あの頃はマスコミもキヨの情報を取ろうと必死だった。

(内田順三/前巨人巡回打撃コーチ)


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外様として行った巨人でも、こんなふうにまめやかに清原の面倒をみてくださっていた方がいたのは嬉しい😃💕ことです。ありがとうございます!