旧国道158号 上新橋ー下新橋 前編
明けましておめでとうございます!
なにはともあれ、本年もよろしくお願いいたします。
Ameba Owndnに引っ越して初の年明け、さすがに新ネタやらないとまずいでしょ。
というわけで以前のレポでやり残した旧国道158号を紹介したいと思います。
元レポはこちら。
そもそも上新橋と下新橋という名前がいかにもです。
ここに旧道がなかったら詐欺のレベル。
そしてまたわかりやすく道があるんですよね。
それでは、レポスタート!
この国道158号は3本の現役路線を持つ国道です。
中部縦貫自動車道
奈良瀬境寺(ならせさかいでら)および境寺計石(さかいでらはかりいし)バイパス
国道158号現道
言うまでもなく最も規格が低いのは現道。
それでも雪国大野の交通を支えるべく片側1車線を確保された立派な道です。
街道に立派な道、この組み合わせは旧道チェックが欠かせません。
で、こちらがその現道。
悪くない。
決して悪くない道です。
そしてこちらの橋。
上新橋(かみしんばし)
というお名前があります。
この時点でピンとくる人は来るはず。
ちょっと地図を見てみましょう。
前回のレポで示したのがこの道。
これを今回たどるわけですね。
ちなみに現在地は右下ですよ。
上新橋を渡り切ったのがこの写真。
普通に大野方面に行くなら道なりに右寄り直進ですが、旧道はここに繋がっていました。
つまりは左折!
旧道再利用ですか・・・。
まぁダメな理由はないよね。
道が潰されてるようなことがなければ・・・。
よし生き残った!!
そして幅員減少。
これが本来の旧道の幅なんでしょう。
ここまではごっつおさん亭(上の店の名前)によって拡幅されたものと考えられます。
ここからが本番!
そして線路と並走します。
この線路はこの辺りの国道158号を語ると必ず食い込んでくる路線。
JR越美北線(えつびほくせん)
福井と大野を結ぶ貴重な鉄道です。
めっちゃいい景色
こういう風景大好き。
空と森と鉄道と道のコラボレーション。
めっちゃ癒されます。
これは・・・廃レール?
全部ではなさそうですが、メインの柱は廃レール使用のような・・・。
これはちょっと怪しいです。
これはいわゆるスノーシェッド、雪崩覆いと呼ばれる構造物ですね。
この谷間は確かにやばそう。
いっきに埋まりそうですね。
川を渡る越美北線と左岸を直進する旧道。
どちらが正解かは後世の結果が物語っています。
まぁ当時はこちらしか選べなかったという事情もあるでしょうが。
踏切を渡ります。
つまり現在左岸には旧道だけ。
こういう状況になると、旧道ってやつは大概・・・、
気を抜きやがる!!
もうスレスレ。
いくら探索が夏だからって言い訳にはなりませんぜ。
小傷がついちゃうよ。
しかし単独区間は長くは続きません。
ここで現役県道と合流します。
福井県道31号篠尾勝山線(しのおかつやません)
九十九廻坂で登場しているこの県道。
市境で分断しており、林道にフォローされている体たらくです。
ここでも主要地方道とはちょっと思えないかも・・・。
ここはかつては重複区間だったのでしょうか。
それとも国道指定解除後に県道に転用されたのか。
旧道は素直に山際を沿って進みます。
集落前後では若干道が広くなっていますね。
せめてもの優しさかな。
気持ちのいいリバーサイドロードに変貌しました。
このまま続けはいいドライブなんですが。
しかし集落の間は県道31号に乗ったまま別の道にぶつかります。
国道364号
影は薄いですが、そこは現役国道。
全てを飲み込んで連れ去ります。
ちなみに左折ですね。
重複は一瞬、すぐに旧道は国道364号、県道31号から離れます。
離れ際の交差点のお地蔵さまが道の歴史を語ります。
無言の語り部、こういう姿は末永く残してほしいものです。
そして再び越美北線を潜ります。
実はこの段階で、全行程の半分以上は進んでいます。