Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

キリスト教で読む西洋史ー聖女・悪女・聖人・皇帝・市民

英国離婚王10-エリザベスを救った王妃

2020.01.09 01:21

ヘンリー8世の6番目で最後の王妃キャサリンは実に良妻だった。我儘な王をうまく懐柔しただけでなく、子供達の教育もしっかり施した。特に庶子扱いのメアリ、エリザベスを復権させ、弟エドワードを共に教育をした。彼女はラテン、ギリシャ、フランス語に通じたが、エリザベスに受け継がれる。

そこで英王は安心して大陸に戦争に行った。皇帝カール5世との同盟でフランスを攻め、1544年にはブーローニュを陥落させ、モントルイユに進軍、皇帝との和がなったフランスが反撃に出たが、結局8年分割で200万ルーブルの支払いで軍を大陸から引き揚げた。

英仏と帝国にようやく平和が戻った。カールの気がかりは、うっかりと結婚の引き出物にミラノか、ネーデルランドをやると言ってしまったことだった。しかし何と、結婚相手の仏王3男オルレアン公が45年9月に急死してしまう。幸か不幸かカールは危うく約束違反をせずにすんだ。

そして45年、カールが要望していた公会議が30年ぶりにトリエントで開催された。カールはこの公会議にキリスト教一致の望みをかけ、プロテスタントも招待しようとした。しかしもはや溝は修復できず、公会議では、カトリックが改革してプロテスタントに対抗することになった。