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マヤ

『W旦那+(プラス)』 三代目妄想劇場 番外編(新生③)

2020.01.09 02:33

乃愛が眠ってからしばらくして、そっと部屋を出た隆二は水を飲みにキッチンへ入った。




ちょうど風呂上がりの廉も、冷蔵庫の前で突っ立って水を飲んでいる。




「隆二さんのお水、いただきました」




「うん、よく温まった?」




「はい」




理愛の故郷の住人は、みんな若くて肌も白くて、よりにもよって美しい男女ばかりだ。




特にこの”廉”という若者。




理愛に負けないくらいに透き通った肌をして、細い眉に大きな二重の目。




女装させて原宿辺りを歩かせたら、すぐにスカウトマンが寄って来るだろう。




隆二専用のふわもこタオルで濡れた黒髪を拭いている。




ふと、パーカーのロゴが隆二の目に入った。




「あ、それ俺のお気に入り」




「あ‼️ごめんなさい。僕、勝手にお借りして」




「乾いてた?」




「ええ…」




「いいよ、別に。自由に使って」




隆二は相好を崩して廉の前を通り、冷蔵庫を開けた。




「隆二さんのパーカー、とてもいい香りがします」




「そう?洗っても香りって残るんだね」




「僕、この香り好きです」




「ありがと」




隆二はペットボトルの水を口に含んで廉を見つめた。




廉は急にはにかんだ様子で言った。




「隆二さんも…好きです」




つづく