The new year -新年を迎えました-
明けましておめでとうございます。
新年を迎えましたがなんとも暖かくあまり冬の実感がわかない2020年です。
さて話は年の瀬と言いますか、去年は本当に仕事が辛い時期でした。時折仕事を忘れてblogを書くことで少し気持ちも落ち着くといったような塩梅でした。
毎年のように「師走」の字の如く時間が過ぎるのはあっという間です。大掃除や挨拶回り、年越しの準備や残務の処理など追われることが多くなかなかそのblogにも着手できない状態でした。
そんな中、仕事の合間に少し山間部へ出かける機会があったので、というのは誤表記ですね。
仕事が嫌になり少し現実逃避をするために車を走らせました。
その場所は特にこれといったものは無いような田舎ですが、それが妙に気持ちを落ち着かせてくれます。年の瀬というのも相まって少し黄昏れるにはもってこいな小雨の中のドライブです。
お昼時はとっくに過ぎていたのですが、何も食べていないことに気がついてそれでもしばらく道を流しているとお蕎麦屋さんが見えました。年越しには少し早いですが最近歳を重ねてきて暖かいお蕎麦が本当に美味しいと感じるようになったのもあり、お店に寄りました。
後部座席には丁度50mmのレンズが付いたcameraがひっそりと佇んでいて少し寂しそうだったので一緒に連れていきました。
言われてみればcameraを持つのも久しぶりなような感触だったので申し訳なく思ったのを覚えています。
暖かいとはいえそれでも冬ですからレンズはキンと冷えていて、ガラス玉の重さが心地良かったです。お店に入るとレンズが曇ってしまうくらい暖かく、丁度私以外の三人組のお客さんが帰ろうとするくらいでお客は私だけになりました。
メニューもそんなに多く無いお店で、私は「山芋蕎麦」を注文しました。
待っている間cameraのファインダーを覗いて薄いピントをManualで合わせながら店内にあった可愛い折り紙なんかを撮影しながら待っていました。
久しぶりにシャッターを切る音を聞いてなんだか少し気分が上がった頃にお蕎麦が運ばれてきました。
写真にもあるように素朴なお蕎麦です。具材は昆布と葱と山芋ですが、それが故にお蕎麦の香りと出汁の味が引き立った珠玉の一杯です。私は曇る眼鏡を外し遅めの昼食を食べました。
お蕎麦は美味しかったです。茅葺き屋根のお店でこういうお蕎麦を年の瀬に食べるのはなんだか感慨深いものがありました。
素朴でSimpleだからこそ伝わるり、受け手も感じ取りやすいという共感覚を写真に納めたいと感じて改めて写真を始めた頃を思い出しました。
お腹が満たされ、元気が出たのもあると思います。cameraを持って少し撮影に出掛けてみようという気分になりました(仕事しろよ)。
年の瀬に一年を振り返るにあたり、自分を見つめる時間を設けるのは少しの贅沢と呼べるのかも知れません。そんな想いがまたcameraを持たせてくれた気がします。