力を抜くことの難しさ
力を抜くと一言に言っても、そう簡単ではありません。
自分でも力が入っているのに気づきます。
力が入っていることは悪いことではありません。力が完全に抜けたら死んでます。
とにかく良いこと、悪いことという考え方が力を入れてしまう要因になります。
何が良い。何が悪い。
というのは一概に決めれません。
肩の力を抜きなさいではなく、肩の力が入っていることを認識してみてください。
かな~って思います。
力を抜こうとする時、力を抜いたら何か報酬が待っている。つまり身体が楽になるという報酬を期待する訳です。
報酬を期待すれば、どこかに力が入ります。
そこで入った力は、何かを期待した力ですが、この力は非常に気づきにくい。
たとえば、この方法をすると、痩せるとか・・・。
痩せようと思ってやったことは、その逆作用の精神が必ず働きます。
つまり、痩せようとしたのに痩せなかったらどうしようか・・・。
とか、これで合っているのだろうか?
もし、少しでも太ったら、やり方が違うんじゃないか・・・。
とかです。
思いが強くなると必ず、無意識の緊張が起こります。
それに気づくことなのですが、無意識の緊張が起こった時、ホンの僅かですが、肩に力が入るのを確認することができます。
とても気づきにくいのですが、これに気づくと感覚的な検査法が、より鮮明になってくるようです。
力が抜けていると同じ方法でも効果にかなりの差が起こります。
そして、力が抜けている時は、なぜか楽しい。
これが一番大事なことなのかもわかりません。
なぜ、楽しいのか?
これも謎です。
何をやるにしても、何の期待もしない。
痩せようとしていても痩せたらラッキーというぐらいの軽い気持ちが、とても重要です。
そういう精神状態で挑む。
痛みがなくなったらラッキーやん!!
って思うぐらいの感じで試す。
これってできそうで意外にできないことなのです。
何の期待もしない。
効果には無関心であり続ける。その変わり身体の変化には敏感になっている。
そんな時に力は抜けてきます。しかも知らず知らずのうちに力が抜けてきます。
意識して力を抜くのではなく、勝手に力が抜ける。
これができないから苦しむ訳です。
そういう状態にさせられれば、何かが起こります。
期待するのではなく、何かが勝手に起こる。
それが本当の効果です。