6つの宿命
人間には生まれてくる前から、絶対に変更不能な宿命が幾つかあります。
それは自分自身の学びのため、自らの意思で決めたカリキュラム。
《宿命⇒絶対に変えられない》《運命⇒己の努力次第でいかようにも変えられる》
下記に主な6つの宿命を記述します。
【寿命】
いつ、どこで、何歳で亡くなるかは、現世に誕生する前、霊界で自分の意思によって決めてきました。
たとえば旅客機事故や天災などで突然にして命を奪われる人たちがいますが、決して偶然でも不運でもありません。定められたこと。この世に偶然はないのです。全てが必然。これはスピリチュアリズムではよく言われているメッセージです。
事故死や病死、老衰などは宿命ですが、他殺と自殺は宿命ではありません。前世、もしくは今生での因果の巡りで発生する惨事です。殺されることを望んで生まれる魂も、自らを殺すことを事前に選ぶ魂も一体としていません。
【出会う人】
出会いも宿命。街中で肩がぶつかった人でさえ、決定事項の一つなのです。
たとえ悪縁と思える人でも、それはプログラムに組み込まれた出会い。
善人とも悪人とも出会う。そこで多くの経験と感動をして、魂が磨かれるのです。
【国】
日本に生まれたこと。それは偶々ではありません。その魂の成長のために、日本国が相応しいと自らが判断したため日本に誕生したのです。
今生では日本でも、来世や来々世ではアメリカや韓国など他国に生まれる可能性もあります。
その魂の課題によって適切な国を決定します。
【時代】
今の本国は戦争もなく平和で飽食時代。多くの便利機器に恵まれて物質面は安定の一途でしょう。
ただ、その反面、イジメや詐欺、煽り運転、ネットを悪用した犯罪など、この時代ならではの悪が常に漂っています。心を病みやすい時代となりました。
いつの世も、その時代ならではのマイナス面が必ずあります。でも、その時代を選んで生まれてきたのも自分の意思。宿命です。その時代には、自分にとって必要な課題が秘められているのです。なので、こんな辛苦な時代でも天寿を全うしなくてはいけません。
【親】
「生んでなんて頼んでない」「こんな両親はイヤだ」などと、不満を言う人がいますが、スピリチュアルの観点から言うと、おかしな発言です。
「子供は親を選んで生まれてきた」という俗説がありますが、スピリチュアリズムの視点から言うとそれは大正解です。親も宿命。神様がランダムで割り当てたわけではありません。
良い親でも悪い親でも、自身の魂成長のため適切な親を霊界にいる時分にチョイスしたのです。
虐待や育児放棄をするクレイジーな親もいますが、彼らも人間。発達途中にいる未熟な存在なのです。子を持ち年を重ねているからといって、完璧な人間ではないのです。
不真面目な親を擁護するわけではありませんが、「親はただの役割」なので、神や魔法使いのように万能ではありませんし「こうしてくれるのでは? こうあるべきだ!」と、期待と依存はしないことです。
【性別】
自分の性別に悩む人たちがいます。が、それも宿命。
女性なら子供を育てる。男性なら力仕事に精を出す。など、女性ならでは、男性ならではの難題や幸福がそれぞれに用意されているのです。
魂に性別はありませんから、肉体を纏った瞬間に男女どちらかになります。
性別適合手術をして表面上は異性になる人もいますが、それを行なったからといって、以前の性別で決められていたカリキュラムをスルーできるわけではありません。