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コーチング講座@宮崎

手のかからない子

2020.01.15 09:10

わたしは、手のかからない子でした。


母曰く、

一番上の子をしっかり育てると下の子もしっかり育つ

という教えを受けたらしく、


聞いた話によると、

わたしは一歳前にはおむつがはずれていたそうです。


子育てを始めて、

一歳より前におむつなしになるって、

どんなことしてたんだ?すごいな母!

と思いました(笑)



おむつのはなしはさておき、

わたしは物事ついた頃から、

結構しっかりしてた方だと思います。


母は手のかかる弟たちの話をするときにも決まって

「長女(わたし)は手のかからない子で…」

という話をしていたように思います。


わたしは、それがとっても嬉しくて

母が褒めたつもりはなくても、わたしは

心のなかで「やった~」と思っていました。


だから、それこそ小さい頃は、

弟の面倒をよく見ていたり、お手伝いをしたりしていたようです。



けれど、いつしかその「手のかからない子」という言葉が重くのし掛かるようになりました。


勉強は嫌いではなかったので、成績も悪くはなかったし、基本的には素直だし、問題を起こしたくなるような状況でもなかった。



でも、「母に迷惑をかけるかもしれないこと」を伝えることは、ほとんどありませんでした。


代表的な例で言うと、

・友だちとうまくいってない

・習い事やりたい

・新しい服が欲しい

・留学したい

・大学に行きたい

などなど。


だって、わたしは

手のかからない子

だから。


手のかかることは、してはいけない。


毎日、仕事や家事・弟たちの世話などで忙しい母に

迷惑をかけてはいけない。



それがわたしのアイデンティティのひとつだったから。







高校を卒業する直前、

なんとなくそんな話をする機会があり小さい頃の思いを話すと、

母はとっても驚いた顔をしてたっけ。





手のかからない子は、

手がかからないように頑張っているかもしれません。



手のかからない子は、

とても我慢しているかもしれません。



手のかからない子は、

手のかからない理由があるのです。




それは、

もしかしたら個性のひとつかもしれませんが、

頑張って作っている個性かもしれない、という視点を私たちが持っているだけで、かける言葉も違ってくるんじゃないかなぁ。



手のかからない子ほど、

親の知らないところで

ひとり孤独をかかえているかもしれません。



あなたのお子さんは、

手のかかる子?

それとも手のかからない子?




手のかかる子も

手のかからない子も

どうしてそういう状態になっているのか、

立ち止まって考えてみるのもいいですね💕