記念写真を撮るという仕事は、人生の節目に立ち会うこと。
2020.01.10 16:14
こんにちは!
めぐる寫眞室フォトグラファーのかとうめぐみです。
記念写真を撮るという仕事は、お客さまの人生の節目に立ち会うこと。
昨年末の撮り納めは、友人のお母さまでした。
30年勤められた会社で定年を迎えられ、この日は会社の送別会。
「最後だし着物を着て行こうかと思って、せっかくだから写真を撮ってもらえないかしら」
はい!喜んで。
日頃からお家に遊びに行ったり、手料理をご馳走なったりとお世話になっていますが、こうやって改めてカメラを向けると、とても新鮮です!
「あれ!?白無垢じゃなくてよかったですかー?」
そんな冗談から撮影スタート!
お写真を撮りながら、30年前のお話へ遡ります。
代々続く農家に嫁ぎ、二人の子供に恵まれ、34歳で未亡人。
それからの30年。
※詳しくは息子である吉右衛門が書いてます。↓
女の一生。
そんな話を笑いながら話す和江さん。
「長い間、お疲れさまでした。」というのもなんか変。
和江さん全然疲れてないし、むしろこれからやりたいことが山ほどあってそのエネルギー満タン!
「ご苦労さまでした。」も合いません。
苦労という言葉を当てはめるのはとても失礼。そんな根暗な人生は似合いません。
とても美しかったです。
30年間、女手一つで家族を家を守るために必要だった仕事。
辞めることも覚悟。
次のステージへ行くには大事なものを手放すと言います。
戦ってきた女性の顔はエレガント。
今日の輝きは、過去のすべての色。
これからの人生、愉しみしかないですね。
もっともっと輝いてください!
次の人生、いってらっしゃーーーい!!!
和江さーーーーん!次はドレスで撮りましょう♪
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