一年経ってしまった…
去年キューバに思い切って行って、良かったーー!!と人に進めまくっている割に、振り返りたびブログが止まっていた。何故か…。
理由があります。
実はキューバに居た数日間で仲良くなった大学卒業したばかりの女の子が居た。泊まっていたホテルに、歩いて観光がしたから、ツアーガイド紹介して欲しいとお願いしたら彼女がロビーで待っていた。
「歳が近い女の子が良いかと思って、パトリシアにお願いしたよ」との事。
絶対親子ほどの歳の差だけど、アジア人ってお得…と思いながら、彼女と握手をし街歩きを始めた。
旧市街を歩きながら、周辺の建築物を紹介してくれる。
パトリシア「これ、私のお気に入りの建築物の一つなの。外観の壮大さに比べて内観が繊細で」と、やたらに建築に詳しいので聞いてみると、建築士だった。
「大学は3年行った。だからその分3年間政府のために働くの。お給料は激安。週に3千円ほど。それじゃ暮らしていけないからガイドのバイトをしているの」
ガイドは1.5時間で5千円ほど。ガイド料としては適正だと思うので政府のお給料が安いのだ。
共産国家故、最低限の物資配給や、医療や学費免除はあり、極端なお金持ちは居ないが、外貨が入るようになってから、特に観光客が増えてから、貧富の差は大きくなりつつある。
今一番お金があるのはクラッシックカーをもつタクシー会社運営主だ。法外な値段で取引される人気クラッシックカーはメンテナンスも大変で生活には使えないが、観光客相手のタクシーとして人気が高い。
お医者様が儲からないのでタクシードライバーに転職なんて話も珍しくないらしい。
私も流行り物好きなので、そういうタクシーに2日間お世話になったが、正直数時間で良いなと思った。
パトリシアちゃんはにこやかに、この国の内情を教えてくれた。多分、観光客に聞かれ慣れているのだと思う。
中でも私を一年もこのキューバ旅のブログ更新から遠ざけてしまう話がきつかった。
つづく