仕事でなくても大人がプログラミングを学ぶべき理由がある
こんにちは!なるーらぼです!
相変わらず土曜日の午前中に息子へScratchでプログラミングを教えていますが、今回もまた所感をまとめてみたいと思います。
大人が学ぶべき3つの理由
いまのところ子供がプログラミングを学ぶ理由としてよくあるのは次のうちのどれかではないかと思っています。
- 授業の一環として
- 子供の興味、趣味で
- 習い事として
授業では図工などのひとつになるのだと推測するのですが、息子に聞くとパソコンの授業も時折あるそうで、ここは各学校の裁量に任せられているのだと思います。
うちの息子は2つ目の理由で、興味があることについてプログラミングで解決する方法を提示した結果として、わたしの自己流、独学(+調べつつ)で学んでいます。
最後の習い事としてというのは、昨年くらいから唐突にテレビなどでもニュースで流れるようになったもので、そろばんや英会話なんかと同じ雰囲気(実際は異なると思いますが)で学校の授業プラスアルファという感じでしょう。
一方、大人の場合はフリーランスや独立を考えている方が仕事の道具として学ぶことが多いと思います。HTML、CSS、JavaScript、PHP、rails、Java、Objective-C、などなど…
これらはそれぞれWEBアプリを開発するためか、スマホアプリを開発するために利用されるものです。ですから大人向けのものはそういった手に職を求めていることが多いと思います。
わたしは実際にScratchをやってみたところ、大人も学ぶべきではないかと考えました。
大人が学ぶべき理由をまとめてみると、次のようになりました。
- 自分自身を説明できるようになる
- 自分の思考方法を客観的に第三者としてみることができる
- 物事のとらえ方が変わる
これらはつまり現実世界をモデル化して、それらがどのようになっているかを説明するようになります。いわゆる見える化というやつですね。
Scratchは直接、あなたのお仕事につながることはほとんど無いと言えるでしょう。お金を余分にいただけるわけでもありません。
しかし、Scratchを通じて学ぶことができるものは非常に多いと思います。
ある事柄をScratchではスプライトというもので表現しています。これはなんらかのきっかけ(イベント)を介して動作を開始します。きっかけは別のスプライトからのメッセージを受信することも含まれます。ほかのスプライト(物事)との因果関係を仮想的につくることができるわけです。
スプライトは動作します。そして条件によってその動作を切り替えることができます。普段の生活の中でごく自然と行っている条件による動作の分岐をプログラミングしていくと、自分がどのように考えているのかがよくわかります。
さらに、こうしたことを通じて物事のとらえ方が変わります。
最後に
とはいっても、もちろんすべてがすべて表現しきれるわけではありません。
この投稿をここまで読んでくださったうえで「そんなこと、何になるのかさっぱりだ」という方も多いでしょう。プログラミングが自分の生活の中で何の役に立つのかピンとこないと思います。それは毎日の生活の中で繰り返し行ってきていることを見えるような形にしただけだからです。
でも考えてみてください。どこかへ出かけるときは靴を履きますよね。服も着ます。こうしたごく当たり前のことを自分自身へ、あるいは周囲の方へ働きかけながら生活しているのです。
これらに気づくと、国語、算数、英語、社会、理科などといったいわゆる5教科がなぜ必修なのかということも腑に落ちてきますし図工、音楽、体育といったことはそれらを踏まえた総合的なもの(プログラム)なのだということにも気づかされます。
また別の投稿で何から学ぶべきなのかについてもお話ししたいと思います。