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「第二の家」ブログ|藤沢市の個別指導塾のお話

勉強が苦手な子が陥っている負のサイクルのお話とそこから戻ってくる方法について

2020.01.13 15:05


先日、SNSでこんな記事を目にしました。ぜひ皆さんに読んでいただきたい。


川崎ですごい塾を運営されている岩澤先生の記事です。このブログでも何度かご紹介させていただいていますね。


岩澤先生は記事の中で、学校の勉強がわからない子についてこうおっしゃっています。


そういった子ども達は、朝から夕方までなにもせずに過ごす術を身につけてしまっているのです。


学校に行っても授業がわからない。だから、静かにボーッとする術を身につける。


消しゴムをむしっていたり、シャーペンをバラしては組み直したり、 授業を聞いているようでも実は全く耳に入っていなかったり、 そうやって毎日毎日朝から夕方まで、ただひたすら座って過ごすんです。 もちろん、授業妨害などしなければ怒られないですから、 ただ「できない」だけでは、今の学校ではたいした問題になりません。 保護者面談でも、「もっと勉強をがんばりましょう。」と言われるぐらいです。


なるほどですよね。


こうなってしまうと、集中することを学ばせるのがとても困難です。


うんうん、僕もその通りだと思います。そこからのリカバリーにはだいぶ時間がかかるんですよね。長年をかけてできた習慣なわけですから、それを覆すには、また途方もない時間とパワーが必要になるわけです。


どこかで感じていたことではありますが、改めて言語化されたテキストを読んで、腹にずしんと落ちましたね。岩澤先生、ありがとうございました。


冒頭のものは、そこからふわふわと浮かんできた考えを図示したものです。もう一度貼っておきましょう。



一度この負のサイクルにハマり始めると非常に大変。


どんどんパワーが減っていき、いつの間にか戻って来れなくなります。どこかでこの回転を止めてあげる必要があるんです。


個人的に、一度ここにハマった子たちを救い出すには、成功体験の力を借りることが一番かなと思っています。「やったらできた」という成功体験を増やして、心の力を取り戻すんですね。


失敗から学ぶことも大事ですが、それを大切にするのはもうちょっと後のタイミングのような気がします。まずはスモールステップで、成功体験を増やし、心の力を高めていくことが得策かなと。


また、勉強に対して、なんらかの楽しみやモチベーションを付随させて与えてあげる事も必要かなと思っています。それは例えば刺さる言葉だったりうまい喩えだったり好きなものだったりゲーム性だったり信頼関係だったり、色々です。


「塾へ通うの楽しい」もその1つですよね。もちろん楽しいだけではダメですが、上記のサイクルにハマった子は勉強に対して自分でやりがいやモチベを見つけることが難しいので、最初は周りが用意してあげる必要があります。


最終的に、自身で「勉強って大事なんだ。やらなくちゃ」や「勉強って楽しいな」という価値観を見出せるといいですよね。


最終的には、このサイクルにどれだけの期間ハマっていたかによって、リカバリーにどれだけの時間が掛かるかが変わってくる印象です。もちろん、ハマっていた時間そのままで戻ってこれるわけではありませんよ。二倍も三倍もパワーも時間もかかると思います。戻ってこれないかもしれません。


だからこそ、負のサイクルに入らないように、見守ってあげる必要があるのです。


「わかる→できる→面白い→やる」というプラスのサイクルを回せるようにしたいですね。


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