部分工事の方が結局高くつくものなの?
先日、リフォームコンパス東京表参道店にK様ご夫妻がお越しくださいました。
築17年のマンションにお住まいで、当初はお部屋の一部区域のリフォームをお考えでいらっしゃいました。
というのも、お住まいのマンションが少し一般と異なっており、
いわゆるメゾネットタイプになっているとのことだったのです。
水まわりを含めた下のフロアの方をまずは工事したいとのことでした。
また、特に水まわりなどにおいては、
部分的に工事をした方が良いのか、それともある程度まとめて工事した方が良いのか?
というところで、ご質問をいただきました。
一般的にもよくあるご質問なのですが、
工事を何度にも分けて行う場合には、その管理や発注や、施工上の効率なども含めて
金額が割高になってしまう傾向があります。
例えば、部分工事をする場合には、それ以外の区域に影響を与えたり
傷つけたりしない様に、養生と呼ばれる保護を行うのですが、
少しずつ工事をすると、その手間が毎回かかってしまうことになります。
職人さんも工事内容が分かれることで何度も足を運ぶ必要が出たりしますので、
結果、金額は上がってしまうことになるのです。
また、工事計画の際にも、
部分的にリフォームをする場合には、どうしても現状の設備などを取り替える、
内装を新しくする、といった工事内容に限定されますが、
全体的なリフォームの計画になってくると、間取りの変更提案などが出てくることもあります。
ちょっとした工夫で使い勝手が大幅に良くなることもあるのですが、
そういった提案は、一部の工事に限定される場合には、どうしても出てきません。
もちろん、必要性のない部分は残しておいていただくべきなのですが、
せっかくのリフォームでもありますので、
色々と提案をしてもらった上で判断をされると、より納得のできる内容になる様に思います。
K様ご夫妻には、そういったことを説明させていただき、
非常に納得をされた感がありました。
結果、大規模リフォームを得意とする会社を4社ご紹介させていただくことになりました。
ぜひ、じっくり比較しながら、より良いリフォームのカタチを見つけていただけたらと思います。
K様、ご来店ありがとうございました。
Kousuke Kitamura