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北海道大学体育会サッカー部

2020.01.13 10:55

自分は昔から、プレーに波のある人間です。走りきれるか。足が伸びるか。ドリブルの調子。声がだせるか。周りが見えるか。トラップ。パス。そんなの誰だっておんなじじゃないか、と思う人もいるでしょう。しかし僕の場合は、圧倒的に調子の悪い日のほうが多いのです。

y=sinθ-0.9のグラフの正の部分がうまく行く期間で、負の部分がうまく行かない期間、そんな感じの割合なんです。そのせいでサッカーをやめたくなったことが何度あったことか…。でも、小学3年生のときからはや11年。ずっとサッカー部。うまくいく日が来るたびに、もうそれはそれはサッカーが楽しくてたまらない気持ちになってしまいます。自分の思い通りのプレーができるというのももちろんあるし、他人から、お褒めの言葉をいただけるからでもあると思います。調子いいときは、周りの人にもすぐわかってくれて、例えば高校のとき、試合を見に来てくれていた体育の先生に、「お前10人いたら、勝てたやろ」、(負け試合のあと)って言われて、少し嬉しかったり、この前の練習試合のときに、キャプテンに「コートの中でお前だけ異次元だったよ」って言ってもらったときは、ずっとこの調子が続けばプロにだってなれちゃうんじゃないか、なんて考えちゃったり、なんかそういう精神的な喜びも関係しているのかなと思います。


ここまでを読み返してみると、波があるからこそ自分は、みんなよりも楽しみが人一倍大きく感じられて、その楽しさが忘れられずに、今も、サッカーを続けられているのではないかと思っています。調子がとても悪いな、って思えるのは、とーーーっても調子の良い日、を経験した証。そう心に刻んで、どんなにうまくいかなくても、その日のできる限りを出し切ればいい。いつかまた、調子いい日が戻ってくる。そうSinじながら一年間、練習、試合に望んでいきたいです。


#54 高廣望