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名画を読み解く

摂政となったマリー・ド・メディシスの婚姻政策に基づき、フランスとスペインの王女を国境の河で交換するという場面です。

2020.01.14 04:32

ルーヴル美術館の至宝、ルーベンス作連作「マリー・ド・メディシスの生涯」の一枚です。摂政となったマリー・ド・メディシスの婚姻政策に基づき、フランスとスペインの王女を国境の河で交換するという場面です。左の女の子がフランス王女エリザベート、右がスペイン王女アンヌ・ドトリッシュです。右の子が、マリー・ド・メディシスの息子フランス国王ルイ13世(ブルボン王朝、在位:1610-1643年)の王妃となる。左の子はマリーと夫の国王アンリ4世(ブルボン王朝、在位:1589-1610年)の娘で、ルイ13世の妹です。

(ピーテル・パウル・ルーベンス作「ビダソア川でのフランスとスペインの王女の交換、アンダイエ、1615年11月9日(連作「マリー・ド・メディシスの生涯」)」、1622-1625年、パリ、ルーヴル美術館、INV1782、3.94×2.95m)