ルーヴル美術館絵画部門の麗しの男性たち。ホラティウス家の三兄弟。

ルーヴル美術館絵画部門の麗しの男性たち。ホラティウス家の三兄弟。「ナポレオンの戴冠式」のダヴィッドが古代ローマの歴史を題材に描いた作品です。紀元前7世紀。できたばかりの都市国家ローマは、隣国アルバロンガと戦い、双方の国の三兄弟同士の戦いで決着がつけられることになります。ホラティウス家と相手方の家には婚姻関係がありました。どちかが勝っても悲しい展開となることは明らかです。勝利を誓う男性たちと、女性たちの悲しみの対比が際立ちます。

（ジャック・ルイ・ダヴィッド作「ホラティウス兄弟の誓い」、1784年、パリ、ルーヴル美術館、INV3692、3.30×4.25ｍ）